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やましょーさんのことを好きすぎた結果、ぶっちゃけ何をしているかよく分からなかった会社に入社した話。 - 足立一真 -

タイトルの通り、僕はUNICORN代表のやましょーさんが大好きですが、この記事は社長へのラブレターではありません。

はじめまして。UNICORN株式会社の足立と申します。
今年の4月にUNICORNに入社させていただきました。

いきなりですが、新卒研修の時に書いていた、僕の大学生活を綴った記事がこちらです。僕のざっくりしたプロフィールや過去が載っていて、かなり赤裸々で恥ずかしいですが、よろしければぜひ読んでみてください。

ここに載っている通り「the営業会社」を経験してきたので、UNICORNのようにフレックスタイム制×フルリモートという、僕からするとハイパー最先端な働き方にはついていくので精一杯です(笑)

リモートで働くうちに、働き方についてとても多くの発見と学びがありました。

まず、やろうと思えば(業種にもよりますが)大部分の仕事がリモートワークで遂行可能ということです。

リモートのメリットは、zoom会議の利便性、移動コストの削減、オフィス賃料の見直し、通勤ストレスの軽減など、並べればたくさんあります。

一方で、リモートでは一体感、チームワークは一般的に損なわれる傾向にあります。また、リモートではかなり極端に成果主義、個人主義に振らざるを得なくなり、それらは数値には出来ないですが、企業によっては強みが失われかねない由々しき問題でもあります。

立場、仕事内容、時間軸、様々な視点から検討すればするほど、最適な答えを求めれば求めるほど変数が多く混迷を深めてきます。

コロナ危機によって、企業と人々の生活は強制的にデジタルシフトが迫られ、デジタル革命が一気に進み、対面原則の旧来型の価値観も変わっていく中で、企業レベルでも人レベルでも変化に対応していくものが生き残っていきそうです。

前置きが長くなりましたが、このような変化の激しい時代だからこそ、いかなる時代いかなる環境でも共通するような「汎用性の高い考え方」をしたい、という想いを、今回はつらつらと2つほど例に出して書いてみたいと思います。

この記事を読んで、この人は変なことを言ってると思われるかもしれませんが、こんな考え方もあるんだな、と一つの参考程度にしていただけると嬉しいです。(この類の話を友人にすると、約半数は関心してくださることが多いのですが、残りの半数はまるで変人を見るような目になります。)


汎用性と普遍性について

「汎用性の高い考え方」を書いていく前に、そもそも「汎用」とはどのような意味なのでしょうか。

よく「普遍」と間違えられることが多いらしく、このような記事にもまとめられています。

つまり「普遍」は「いきわたる」、「汎用」は「用いられる」という意味です。「普遍的な考え」は、広くいきわたるような考えを意味していて、「考えが汎用される」という場合は、ある考えが広い範囲で用いられるという意味の違いがあります。(僕は一回では理解できず、何度か咀嚼してスッキリしました。笑)

こちらを前提に「汎用性の高い考え方」、つまりどこにいっても転用できそうな考え方について、僕が過去に考えていた(今も考えている)例を用いながら書いていきます。

例1)成長の4階層モデル

どの環境でも何をしてもうまくいく人が世の中には一定数います。僕はこの人たちのことを「超人」と勝手に呼ばせてもらっています。

クラスに1人はいた部活でスタメン、成績優秀な彼ら(彼女ら)、会社で個人の業績も良く周りのスタッフからも信頼が厚いエリートマン、この人たちは全員僕からすると「超人」です。

僕も高校2年生の頃、この「超人」にどうしてもなりたくて、彼らの特徴を徹底的に分析しました。何か共通点があるはずだと。そしてそれが分かれば、僕もなんでも出来る人間になれるはずだと。

そんな中で一つの結論に辿り着きました。

それがこの『成長の4階層モデル』というものです。何か活動をする上で意識すべきことを自分の役割(役職)ごとに表したもので、図にするとこんな感じです。下の階層から順番に進んでいきます。

※剣道や茶道などでよく言われる「守破離」と近しいもののような気がします。

▲成長の4階層モデル

階層①:努力領域

まずこのモデルを意識する時の前提条件だけ設定しておくと、「全ての環境は競争環境であり、成果の良し悪しは相対評価で決まる」ということです。

仕事も部活も勉強も、同じ組織の人、隣にいる人との競争で成り立っているという条件の元で読んでいただけると幸いです。受験では同じ大学学部を志望している人たちの中での合格争い、部活では同じ部のチームメイト内でのスタメン争い、といったイメージです。

最初の努力領域とは、シンプルに努力量で突き抜けることができる領域です。人の2倍努力をする部分。ハイパー気合い論になってしまいますが、どの環境でもうまくいく人は最初どこかで異常な量をこなしている傾向にあります。

入社当初、入部してすぐ、受験勉強スタート時期は分からないことだらけだと思うので、変に効率を求めず言われたことは全てやってみるくらいの意気込みの人が突き抜けていきます。

階層②:断捨離領域

次に断捨離領域です。努力領域を乗り越えると、努力の癖はついたがやることが多すぎて自爆してしまう時期に突入します。

ここで「超人」はタスクを断捨離してやるべきことを絞ります。

・バスケで全体的なシュートは入るようになってきたので、苦手なレイアップ中心に練習しよう!
・この前の模試で全体的に平均点は取れたので、特に点数の悪かった化学を集中的に勉強しよう!


なんとなく努力するのではなく、努力の方向性を見極める領域です。これって意味あるんだっけ、という意識を常に持ちつつ、自分の成果がなるべく最大になる部分を集中的に努力します。

階層③:個性領域

この階層までくると、努力するのは当たり前で、周りもサボらないので差をつけにくくなってきます。

ここで「超人」は、従来の型にはまらず、自分なりの考えを持って活動し得意分野を見つけます。守破離でいう離の部分です。

・新しい練習メニューを考えて実行してみる
・得点王になりたいので、いくつかの得意シュートを身につける
・英単語の暗記方法や勉強時間配分など、自分なりのルールを作る
・会社で自分なりの営業方法を言語化する


個性領域では、努力→夢中に変わってくる人が多く、「この仕事(スポーツ/教科)自分に向いてるかも」という感覚になってきます。

階層④:自己実現領域

最後に自己実現領域です。

ここまでくると自分の得意分野も明確になり、所謂「超人」レベルになっています。

・自分は〇〇になりたい
・会社(部活)を〇〇していきたい
・社会を〇〇していきたい

といった実現したいビジョンドリブンで活動していることが多いイメージです。サッカー部のエースはいいチームを作り全国大会を目指す、そんなイメージです。

4階層モデルで絶対に守るべき2つのルール

ここまで4つの階級について説明させていただきましたが、実はこの4階層モデルには絶対に守るべきルールが2つあります。

1.階層を飛ばしてはいけない
2.努力領域と断捨離領域には期限を設定する

1.階層を飛ばしてはいけない

努力領域の人が、いきなり個性領域の思考をするとうまくいかないことが多いように感じます。

例えば、入部初日に「俺は俺のやり方で練習するんだ」といってる人は上手くいかなそうじゃないでしょうか。まずは既存の型で努力をして、ある程度の努力とその先の網羅的な理解が必要です。

このように、階層を飛ばさず一つずつ踏んでいく必要があるように感じます。

2.努力領域と断捨離領域には期限を設定する

正直、階層①と階層②はわかりやすい成果が出てくる前の時期なので、上手くいかないこと、辛いことも多々あります。

この2階層が長く続いてしまうと、自分はできないと思ってしまったり自己肯定感が下がったりします。そのため、3ヶ月で平均点まで引き上げる、2ヶ月以内にまずは試合に出る、といったようにある程度期限を設けて過ごす必要があります。

以上が、高校生の頃、周りの人をたくさん観察して自分のノートに書いていた、僕の中で汎用性の高い『成長の4階層モデル』になります。

あらゆる環境で転用できる気がしているので、何か物事を始める際「超人」レベルになりたい時、自分を俯瞰視しどの階層にいるかを見極め、意識を変えて活動してみてください。

例2)ヒトの汎用性の高さ

話は変わりますが、僕は広告に全くといっていいほど興味がありませんでした。好きでも嫌いでもなく、広告業界をこうしていきたいという強いビジョンも今はまだないです。

しかしながら、UNICORN株式会社という広告ど真ん中の企業に就職させていただきました。(採用してくださってありがとうございます!)

就職活動は2年生の春頃から始め、周りよりも比較的早い方だったと記憶しています。ありがたいことにいくつか内定もいただけました。

最終的にUNICORNに決めさせていただいた理由、それは「広告には興味がなかったが、やましょーさん(代表)には異常に興味が湧いた」からです。

やましょーさん大好き選手権があれば、社内でもトップを勝ち取れる自信があります。単に人としての尊敬もありますが、やましょーさんと話していると、視座が上がり悔しさが生まれるという不思議な感覚になります。味わいたい方はぜひ面談してもらってください(笑)

この人がゼロから立ち上げた会社で修行をしてみたいと強く感じたことが、僕の入社理由です。なので、正直入社するまで何をやってる会社かよく分かっていませんでした。

ヒト、モノ、カネ、情報は「4大経営資源」といわれていますが、その中でも最も重要な資源は「ヒト」だと考えます。

4つの経営資源のうち、モノとカネと情報については、ヒトが活用することによってはじめて資源となるからという理由もあるのですが、ヒトの汎用性はモノ、カネ、情報のそれより高いから、が一番の理由です。

昨年まで流行っていたモノを今年は誰も使っていなかったり、次から次へと新しい情報が出てきたりと、これだけ目まぐるしい時代の変化に起因して、モノ、カネ、情報も変化していきます。この動きを毎回キャッチアップして成果を出していくことは容易ではないですし、タピオカの知識がNFT界隈で生かされにくいように、それぞれの知識はシナジーを生みにくく幾度のインプットが必要になってきます。

これら3つを「変数」と捉えると、ヒトは「定数」と解釈できます。リモートワークが流行ろうと、市場が変化しようと、流行りが変わろうと、ヒトの繋がりは切れることなく資源として蓄積していきます。

仮に僕がUNICORNを辞めたとしても、同期のみんなや先輩、やましょーさんとの関係性が完全に無くなることはない(僕が相当変なことをしない限りは。。)ということです。その関係性を蓄積して時代に合わせた次の挑戦ができます。

会社レベルでも、世の中をどう変えるのか、が大前提あった上で、仲間(ヒト)を大事にしていくことが素晴らしい経営だと思います。個ではなく隊となって、時代の渦の中で戦えるからです。

ヒトという汎用的な資源を強固にしつつ、時代(モノ、カネ、情報)の流れに乗っていくことが、この時代を生き残る一つの方法ではないでしょうか。

※画像はイメージです

もちろん、ある業界に興味があったり、既に成し遂げたい夢がある人もいらっしゃると思うので、そういった方は我が道を進むことをおススメします(進まないと後悔してしまいそう)。

今読んでくださっている、特に就活生の中で、僕のように本気になってやりたいことが見つかっていなかったり、興味がある業界が特にないような方は、難しく考えすぎずヒト軸で意思決定する考え方もある、ということが伝わっていれば嬉しいです。

最後に

僕はあらゆることに転用できそうな概念だったりルールを考えるのが好きなので、この手の話はたくさん自分の中にあるのですが、自己満が続きそうなので一旦ここで終わりにします。

例に出したこの二つは僕の主観に基づく話ですので、決してこの価値観を押し付けたい訳ではありません。僕が伝えたいことは、汎用性が高そうなことを世の中から見つけたり考えることは、何かと役に立つことが多いんじゃないか、というくらいです。

無理に志望動機を組み立てたり、思っていないような夢を面接で話すくらいなら、将来の夢がなくとも、興味のある会社が見つからずとも、汎用性を中心に考えて、自らをベットしてみてはいかがでしょうか。

最後に、特に理由はないのですが、僕の好きな本を紹介して終わろうと思います。

非常に汎用性が高く、オススメです。アフィリンクではありません(笑)

以上、ありがとうございました。


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