見出し画像

UNICORNに入社して変化していったエンジニアとして働く価値観 -鈴木慎一郎-

App Storeに訪問をしたユーザーが、キーワード検索をした際に表示される広告「Apple Search Ads」

UNICORNでは、そこで最大限のパフォーマンスを発揮させるため、キーワードの入稿からオーディエンスの設定まで、組み合わせに応じたきめ細やかな買い付けを自動で行うことが可能になる「Apple Search Ads 自動最適化エンジン」を開発し、2019年2月より提供を開始しました。

今回の主役は、その開発を担当しているソフトウェアエンジニアである鈴木慎一郎です。

30歳を過ぎてからエンジニアとして経験を積んだ彼が、これまでどのようなキャリアを積み、現在どんな気持ちを抱いてUNICORNで働いているのか。本人の言葉でじっくり紐解いていきます。

ソフトウェアエンジニアになるまでのキャリア

私は、子供の頃から”ロボット”と”ゲーム”と”宇宙”が好きでした。

小学生のときには、自分が考えたゲームのシステムや敵キャラ、マップ、ストーリーなどをノートに書いて、学校で友達にプレイしてもらっていました。その自作ゲームのノートはまだ実家の押し入れに10冊以上あると思います。

宇宙論にも興味があり、大学は物理学科に進学。4年間、バスケとバイト(家庭教師、レストラン...etc)ばかりしていて勉強はあまりしませんでしたが、理論物理の研究者に憧れて大学院を受験し、素粒子の研究をしている研究室に入りました。

しかし、学費や生活費を稼ぐためにまたもやバイト(バーテンダー)に明け暮れ、そうするうちに授業にもついていけなくなり、大学院はやめてしまいました。

研究者になることを諦めて、これから何をして生きていこうかと考えていた私は、昔から好きだったゲームを考える仕事をしようと思い立ち、バイト(携帯電話の契約販売)をしながらゲームの企画書を作ってゲーム会社に送る日々を1年くらい過ごしました。

その後、ゲームの開発会社に採用され、企画・ディレクター職見習いとして働くことになりましたが、そこでの仕事は自分が想像していたゲームを考える仕事とは全然違うものでした

3年ほどその会社で働き、この先に自分の未来は無いなと思い転職を決意。

当時興味のあったWebの開発者になろうとPerlというプログラム言語を勉強して、Web開発を行っている会社にソフトウェアエンジニアとして転職したのでした。

自分なりのこだわりを持ち、プログラミングにのめり込んでいった

それからBulbit(現UNICORN)に入社するまで、何回か転職をしながら、ソフトウェアエンジニアとして働いてきました。

環境は様々でしたが、総じて開発の仕事は楽しいものでした。元々そういうものが好きな質なのか、プログラミングやプログラム言語を学ぶことが純粋に楽しく、またゲーム会社では得られなかった、自分でモノ作っている感覚を得られ、とても充実していました。

そのころは仕事も趣味もプログラミングで、自分なりのこだわりがいろいろありました。

プログラミング言語、エディタ、フレームワーク、開発・設計手法、、自分の好きなものが最高で、そうでないものはダサくて使いたくないとさえ考えていました(一部のプログラマの間ではこの辺りは宗教的で、過激な人たちの間ではしばしば戦争になります)。

休日も家でコードを書いたり、プログラミングに関する本を読んだり、勉強会に参加したりして過ごしていました。

当時、働く会社を選ぶ際に重視していたのは、使用されている技術要素に興味があるか、エンジニアの技術力は高いか、自分はそこで技術的に成長できるか、報酬は今より良いかというようなことで、事業の内容やその先のユーザーにはあまり興味がありませんでした。

また、仕事に対して「エンジニアとして、システムのことは責任を持ちます。ただそれ以外のことは僕の仕事ではありません」

極端に言えばそんな考えを持っていたのです。

UNICORNに入社して感じた他社との違い

画像1

▲リモートワーク中、いつも一緒にいる猫の夏目(なつめ)と改(かい)

UNICORNにジョインしてしばらくすると、このチームはこれまで自分が経験してきたところとはかなり違うなと思うようになりました。

とても優秀なエンジニアやデータサイエンティストが自分たちの開発しているシステムだけではなく、そのビジネスにも強い関心を持ち、そういった視点で仕事をしていることに驚きました。これまでも技術的に優れた人と一緒に仕事をしたことはありましたが、彼らの多くはシステム開発・保守のスペシャリストというタイプでした。

CEOのやましょーさんと開発のトップの人たちとの信頼関係がとても強く、また、やましょーさんは開発やエンジニアについても深く理解していました。そのように上に立つ人の理解があるため、エンジニアは不要なストレスを感じることなく開発を行うことができました。

営業は「仕事をとってきたから後はよろしく」と開発に投げ、開発は「言われたとおり作ったから自分の仕事は終わり」。それぞれの担当範囲の中で自分の責任を果たせば良い、世の中にはそういう組織もあると思います。

でもUNICORNは違いました。ここでは立場や役割は違っても、互いを尊敬し「UNICORNやクライアントのために何ができるか」という同じ方向を向いて仕事をしていました。こういうチームは稀だと思います。

UNICORNで働くうちに、周りの人たちの影響を受けて僕自身も変わっていったように思います。今では、かつて持っていたような自分のこだわりはどうでもよくなってしまいました

また、エンジニアという役割にもあまりとらわれずに、UNICORNやクライアントのためにできることを自分で考え、行っていけば良いと考えるようになってきました。

これまでも自分が関わったシステムやプロダクトには愛着を持ってきましたが、UNICORNにはそれ以上のものを感じています。言葉にするのは難しいですが、やましょーさんたちが描いて実現してきたUNICORNのミッションやビジョン、そしてチームに共感し、信じている。そんな感じです。

これからUNICORNがどうなっていくか、とても楽しみにしています。僕もその一員として貢献し、成長していけたらと考えています。

他の社員のストーリーを読む


この記事が参加している募集

オープン社内報

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!