UNICORN Voice #1 「22新卒採用は想定外だった?入社半年経って思うこと」
「UNICORN Voice」は、UNICORNで起きた出来事や変化などをテーマに、ゲストを招いて本音トークをお届けする企画です。初回となる今回は「新卒採用の振り返り」をテーマに代表取締役社長のやましょーさんと取締役の井上さんにお話をお伺いしました。(聞き手:コーポレート 今野浩之)
いい意味で「想定外」の活躍の連続だった
──新卒が入社して半年が経ちました。まずは率直に現在の成長・活躍は想定通りでしたか?
山田翔(以下、やましょー):結論からいうと想定以上に立ち上がりが早かったなと。はじめは半年から一年は見越した上で、事前アルバイトなどで早く馴染んでもらう機会を作ってきたけど、研修やって2-3ヶ月で現場の仕事を覚えてほぼ一人前になったのは正直想定していなかったポジティブな驚きだね。
井上孝仁(以下、井上):僕も想定外だったというのが率直な印象ですね。7-9月から具体的に22卒メンバーがプロジェクトを推進してくれるようになってきて、今までやれてなかったこともがんがん推進して事業成長に貢献しながら存在感を出してくれていますよね。自分が同じ新卒の頃は、気合と根性と行動量だけのポンコツだったので比べ物にならないですね。
──既存社員からは受け入れに対してどのような声がありましたか?
井上:誰が育てるの?受け入れどうするの?っていう意見は少なからずありました。ただ、UNICORNでは新卒受け入れ経験はなくても、これまで他の環境で経験してきた人も多かったことと、アドウェイズ本社にも協力してもらいながらオンボーディングの仕組みを作れたことで難なく受け入れを実現できましたね。
──半年経ってみて現場の声はどう変化しましたか?
井上:つい先日の話ですが「もっと新卒取ればよかったね」みたいな声を複数の既存社員から聞きましたね(笑)想定以上にみんなが活躍してくれてるというのが大きいのかなと思います。
可能性にバイアスをかけずに向き合う
──新卒への向き合い方で大切にしている軸みたいなものはありますか?
やましょー:新卒だから特別ということでもなく、3歳の子供でも一緒なんだけど自分より下に見たり、成長しきってない相手だと思って接しないこと。一対一の人間だと思って接することは大事にしているかな。はじめて会う人には敬語で話すというのも気にしているし、できる限りフラットに接して「可能性にバイアスをかけない」というのは意識していることだね。
井上:選考期間中はお客様と同じように社外の方だし、学生だから雑に接することはないですね。なので選考中は自然とそのような向き合い方になっていたと思います。
あとは入社前インターンを半年くらいやりまして、その時の向き合い方で意識していたのは、やり方を細かく指示するのではなく、できるだけ自分達で考えてもらうこと。そして会社の実課題に向き合ってもらうこと。UNICORNは自分で考えて働きかけていく力が大事なので、考え方を伝えてあとは任せる!というのは意識していましたね。
──確かに新卒も自律的にプロジェクト進めてますもんね。ちなみに先ほどいい意味で想定外だったと言ってましたが、実際何が具体的にすごかったんでしょうか?
井上:7-9月でいうと新卒メンバーがゴリゴリ推進して売上を作る動きを推進してたりしますよね。それと、やましょーさんと新卒メンバーで動いていたプロジェクトの中でとある新卒メンバーがアウトプットしてきたものを見ても構造化力や言語化力がすごい高いものだったのがとても印象的でした。
やましょー:色々とアウトプットや結果で示されているものはここ数ヶ月振り返ると他にもたくさんあるよね。あと全体的な視点でいうと、事業としてこういうことをやらなければならないよね、と認識がとれていても意外と前に進まないことがこれまでは多かったけど、そこに新卒が向き合ってくれて事業や会社が前に進んだことがすごく多かった。
漠然とした課題に対して何をどうすれば前に進むのかを考えて、実際に進めていく能力がすごい高いんだなと。もしかすると既存社員が後回しにしていたところがあったのかもしれないけど、ちゃんとやれば成果に繋がるってことがわかって既存の動きも変わってきたと感じる。そういう今までにない素養を持っているというところが一番想定以上の部分だったね。
新卒が入社してからの組織パフォーマンスの変化
──確かにプロジェクトが増えて、前に進んでいることが実感しやすい環境になったなと思います。一方で新卒採用は投資と言われますが、ぶっちゃけ経営を圧迫することはありませんでしたか?
やましょー:もちろん人を採用すれば販管費は増えるけど、UNICORNの事業構造でいうと人件費率よりインフラコストの方がかかってるので、あまりコストは大きくないんだよね。
面接で話してるときからすぐ活躍してくれそうだったので、中長期的な投資の感覚は元々なかった。蓋をあけてみると一人あたりの生産性や利益捻出額は、むしろ入ったあとのほうがパフォーマンスが高くなったので超早期に立ち上がった結果、我慢しなければならないものではなくなった。
新卒採用で唯一ネガティブなポイントは、“内定出してから入社してくるまでが長すぎること”かな。今すぐ働いてほしいというニーズが叶えられない。そうした新卒一括採用に対してのじれったさは経営的観点では思っていることだね。
井上:そうですよね、内定後、希望者はすぐに働いてもらいましょうか。
やましょー:UNICORNで働くことで成長できる環境は提供できると思うので、そういう仕事に早い段階から関わってもらう仕組みを作るのはありだよね。
先輩をぶち抜くくらい遠慮せずに向かってきてほしい
──あえての新卒に対するリクエストや今後期待していることなどはありますか?
井上:仕事するための基礎体力や思考体力みたいなものは鍛えるためには時間がかかると思うんですよね。でも人生のステージを進んでいくと時間的な制約が増えて鍛えることが難しくなってくるので、とにかく今は目の前のできそうなことに全力で向き合って取り組んでもらって、体力をつけていってもらえたらいいんじゃないかなと思います。
あとは引き続き自分の領域に関わらず必要だと思うことに取り組んでもらえると、会社としても個人としても成長できる機会が増えると思うのでガンガン取り組んでほしいなと思います。
やましょー:全体的に周りの雰囲気を察知して難しい課題にも向き合っていけるのは優秀だと思ってるけど、一個だけ言いたいのは「謙虚すぎる、優等生すぎる」ということ。フラットに見ると、既存より秀でてる部分があったとしてもまだ遠慮があるんじゃないかなと。
井上くんなんて、特に秀でてるものがなくても新卒の頃からえらそうにわーわー言ってたからね(笑)みんな能力がそもそもあるので、年次とか関係なくこういう突破力はもっと発揮できるんじゃないかなと思ってる。これをやったほうがいいと思うものは自信持って発信して、先輩をぶち抜くくらいの気持ちで向かってきてほしい。そういう観点では、想定通りすぎるかなと。
あの方針に納得いかないので、こうしたらいいんじゃないでしょうか。とかそういう意見を健全にぶつけられると、より会社の成長に繋がると思うので今後期待したいですね。
──先日、100名規模の組織を目指すことをコーポレートから発表しました。組織規模を大きくすることに対する考えなど、メンバーに向けて最後にメッセージがあればお願いします。
井上:組織規模の拡大と併せて、UNICORNとしてこれくらいの成長は実現していけそうだねと考えている目標があります。ただ市場規模でいうと2兆円のデジタル広告領域において、伸びしろに溢れているので決して実現できないラインではないと思っています。
皆も知ってる通り、デジタル広告の領域は課題で山積みです。それらの課題を解決し提供できる価値の総量をあげていくためにも、優秀なメンバーを積極的に集める必要があります。でもそれは採用担当だけで成し遂げられるものではないので、今後もみんなの力を貸してほしいです!
やましょー:とにかく仲間を増やすのは大事だし、一致団結してひとりでも多くの仲間を迎え入れていきたい。あと最近感じるのは、それぞれが個の能力は発揮できる一方で、自分ができることを他の人でもできるようにする仕組み化や、プロダクトに落とし込んだりレバレッジをかけてできることを増やしていくようにしないと、組織を大きくする意味がないということ。
自分がいわゆるマネジメントの役割であるとか関係なく、いちメンバーとして何が組織に還元できるのかを考えてくれるとうれしいなと思う。贅沢なリクエストかもしれないけど、それができればより良い会社になると思うので、ぜひ協力してほしいなと思ってます!
▼UNICORNでは24卒の新卒採用も絶賛募集中です!
▼22新卒による連載note企画「Start to Narrative.」を読む