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8つの主要アプリジャンルからみる、Apple Search Adsのベンチマーク — アプリジャンル別の主要指標まとめ


今回の記事では、Apple Search Adsにおける各アプリジャンル別の“主要指標”を、ベンチマークとして皆さんと共有させて頂きます。

・Apple Search Adsのベンチマーク的な指標はあまり公開されていない。

・同ジャンルの他のアプリは、どれほどのパフォーマンスが出ているのだろう?

・今、うちで出ている数値は、最大限なのだろうか?それとも、もっと改善する余地があるのだろうか?

・Apple Search Adsを検討中だが、他の広告に比べ、CTR, CVR, CPAなどの感覚が分からない。

このように考えている方々もいるのではないかと思い、今回は弊社経由で行ったApple Search Adsのデータをまとめ「Apple Search Adsの各アプリジャンル別の主要指標」を皆さんに共有することにいたします。

なお、Apple Search Adsのパフォーマンスは、関連性あるキーワード、予算感、目標獲得単価、スクリーンショット、セグメント活用などによって成果が大きく異なります。そして、今回の調査データはそれぞれ異なる条件にある各キャンペーンをまとめた結果なため、皆さんのキャンペーンでも同じ数値が出るというものではありません。

しかしながら、自社のデータと比較してみる参考値、そして改善する余地のある指標などを考えてみる良いきっかけとしては、ご活用頂けるかと思います。ぜひご参考ください。

なお、記事の最後には、簡単なアンケートのリンクを貼らせて頂きました。

・ベンチマークの内容は有益でしたか?
・まだベンチマークを出して欲しいと思いましたか?
・追加して欲しい情報や改善ポイントなどあれば、簡単にフィードバックをいただけますか?

以上の3点のみのアンケートです。このアンケートは弊社のマーケティング用途ではなく、あくまで今回のベンチマークが参考になったのかの確認や、より皆さんに役に立つインサイトを制作するためのフィードバックとして活用させて頂きます。お手数ではございますが、ぜひご協力頂ければ幸いです。


調査概要

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今回の調査は、2020年12月から2021年5月までの6ヶ月間、UNICORNのApple Search Ads最適化エンジンにより国内向けに配信した、46個のアプリを調査対象にしています。

分析したデータは、下記の8つのアプリジャンルになります。

なお、こちらの各ジャンルは、弊社にてアプリの内容を確認した上で独自で分類したものになります。

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データの見方

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8つの各アプルジャンルにおける分析結果を上のようにまとめました。

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イメージの左側はバブルチャートで、全てのジャンルの中で特定ジャンルが位置するポジションを表します。

横軸(x)はCVR縦軸(y)はTTR(タップスルーレート = CTR)の中央値で、これらが交差する位置に、該当ジャンルを円で表示しています。円の大きさは、TTRとCVRを掛けた値となります。

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右上は費用に関連する指標であり、CPT(Cost Per Tap = CPC)CPA(CPI)を表します。そして、グレー色のボックスは該当ジャンルの90%のデータが含まれる区間を意味します。つまり、10%の極端のデータを除き、殆どのデータ指標はこの範囲であることを意味します。その区間の真ん中が中央値、左の下限が90%区間内の最低値、右の上限が90%区間内の最高値です。

右下は、TTRとCVRをブランドキーワードとそれ以外キーワードで比較したバーグラフです。同じく、こちらにも中央値が使われています。

では、これからApple Search Adsにおける各ジャンルのベンチマークを見てみましょう。


8つの主要ジャンルからみるApple Search Adsのベンチマーク

RPG

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2020年12月 ~ 2021年5月(6ヶ月間)におけるRPGのベンチマークは、TTR(CTR)が 4.64%、CVRが35.77%となりました。もっとも高かったTTRは5.72%、CVRは39.10%です。

CPT(CPC)のベンチマークは252円で、228円 ~ 275円の幅、CPA(CPI)は833円で、624円 ~1,024円の幅が形成されております。

キーワード区分による比較でブランドキーワードのTTRとCVRは、23.73%と66.10%、ノンブランドキーワードのTTRとCVRは、3.13%と17.45%でした。一方、ノンブランドキーワードでもTTRの最高値が19.40%、CVRの最高値が65.00%を記録したキャンペーンもあるため、ノンブランドキーワードが必ずしも低いわけではないということがお分かりいただけるかと思います。

MMORPG

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MMORPGにおけるベンチマークは、TTR(CTR)が 4.34%と、全ジャンルの中央値と同じ水準が見れましたが、CVRは20.96%と全てのジャンルの中で一番低い数値となっています。高いアプリでは、CVRが23.95%のデータも見られていますが、全般的にCVRは低いポジションになっています。

CPT(CPC)のベンチマークは302円、CPA(CPI)は1,326円と、獲得単価の観点では全てのジャンルの中で最も高いジャンルとなりました。これは、入札の競争が激しいジャンルであるということがわかるデータでもあります。よりコアなファンがプレイしているイメージがあるジャンルであるため、ターゲットが多少狭いことが影響しているかもしれませんが、その分しっかりと入札強度を確保していく必要があるジャンルと言えるでしょう。

ACTION GAME

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アクションゲームのベンチマークは、TTR(CTR)が4.22%と全ジャンルの中央値と同水準、CVRはそれより-6%低い27.05%を記録しました。

費用指標においては、CPT(CPC)、CPA(CPI)ともに最も低い位置にポジションされております。CPTは79円がベンチマークで60円〜97円の範囲、CPAは297円がベンチマークで221円〜372円の範囲で獲得されています。

このジャンルはIPを使用したタイトルが多い傾向にあり、そのためブランドワードの影響が強く、その分全体的な費用感は他のジャンルに比べて安い結果となっています。

BOARD GAME

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ボードゲームのベンチマークは、TTR(CTR)が7.19%、CVRが59.97%と、両指標共に最も高い数値を記録したジャンルでした。そして、最も低い値でも、CTRが6.05%、CVRが53.71%と、高い水準にある傾向が見られています。

この影響は、費用的な部分でもプラスに働きます。CPT(CPC)は226円と全ジャンルの中央値より少し低い数値ですが、CPA(CPI)は339円〜417円の価格帯として、非常に安い水準でユーザー獲得が行われる結果につながっています。

なお、ノンブランドキーワードのTTRとCVRが全ジャンルのTTR・CVRのベンチマークより高い水準であるのも特徴です。

MUSIC GAME

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音楽ゲームにおけるTTR(CTR)、CVRのベンチマークは、6.65%と47.78%を記録し、ボードゲームの次に高いジャンルであるという結果が出ました。

CPT(CPC)は中央値が247円として、全ジャンルにおける中央値とほぼ同水準で価格帯が形成されていますが、高いCVRの影響でCPA(CPI)は468円と、比較的に安い価格帯で獲得が行われています。

このジャンルも根強いファンがいる傾向があり、ノンブランドキーワードのCVRが比較的高く、1人のユーザーが同ジャンル内のいくつかのタイトルを横断してダウンロード、利用をしている傾向がありそうです。

SIMULATION GAME

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シミュレーションゲームは、TTR(CTR)、CVR共に全ジャンルの中央値よりは多少低い傾向を見せています。ただし、高いアプリの場合は、TTRが4.49%まで、CVRが34.22%まで記録するケースもありました。

CPT(CPC)とCPA(CPI)においては、それぞれ323円、1,064円と両方とも高い水準となっていますが、各データによるばらつきが大きいジャンルでもあり、アプリによる好みが別れる傾向が強いジャンルであることが起因している可能性も考えられます。

OTHER GAME

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今までカバーした6つのゲームジャンルに含まれない、その他ゲームにおけるベンチマークです。TTR(CTR)は3.63%、CVRは25.14%として全般的に低い位置でポジションされています。

CPT(CPC)は142円〜242円で価格帯が形成され、CPA(CPI)は653円~961円の間で獲得されている傾向が見られます。

NON-GAME

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最後はゲーム以外のジャンルです。TTR(CTR)は3.07%と全ジャンルの中でも低いですが、CVRは46.77%と高い水準です。

費用的な観点では、CPT(CPC)が75円〜283円、CPA(CPI)が235円〜703円の価格帯が形成されています。ゲーム以外のジャンルと言っても、それぞれ個別のジャンルが存在するため、偏差値のばらつきはありますが、ゲームよりは比較的に安く獲得できるというデータが見られました。

以上、Apple Search Adsにおける主要指標のベンチマークを、各アプリのジャンル別に調べてみました。

冒頭でお伝えさせて頂いた通り、目標獲得単価、関連性あるキーワード、予算感、スクリーンショット、セグメント活用などによって成果が大きく異なりますので、必ずこのような結果になるという話ではありません。一方、自社のデータと比較してみる参考値、指標改善の余地などを考えてみるきっかけとして、ご活用頂ければと思います。

最後に、1~2分で終わるアンケート(3問)にご協力頂けますと幸いです。

 1. ベンチマークの内容は有益でしたか?
 2. まだベンチマークを出して欲しいと思いましたか?
 3. 追加して欲しい情報や改善ポイントなどあれば、簡単にフィードバックをいただけますか?

このアンケートは、弊社のマーケティング用途ではなく、あくまで今回のベンチマークが参考になったのかの確認や、今後より皆さんに役に立つインサイトを制作するためのフィードバックとして活用をさせて頂きますので、是非ご協力頂ければ幸いです。

付録資料として全ジャンルのTTR、CVR、CPT、CPAのポジションと、数値などを一覧で整理したグラフを添付させて頂き、本記事は終わりにさせて頂きます。最後までお読み頂き、ありがとうございました。


付録

TTRとCVRのジャンル別ポジション

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CTPとCPAのジャンル別ポジション

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TTRとCVRのジャンル別数値一覧

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CPTとCPAのジャンル別数値一覧

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アンケートに是非ご協力をお願いします。



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