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フリーランスで10年働いたデザイナーが、ADWAYSに入社し、UNICORNのデザイナーとして働く理由 - オカノカズユキ

UNICORNで働く社員一人ひとりにフォーカスを当て、どんなキャリアを経て、何を信じて働いているのかをそれぞれの言葉で語ってもらう「Career Story」。

第五回目に登場するのは、UNICORNのデザイナー・オカノカズユキです。

これまで数多くのWebサイト、プロダクトなどを手掛けてきた彼が、なぜいまUNICORNのメインデザイナーとして働いているのか。これまでのキャリアと今の思いを、彼自身の言葉で振り返ります。

オカノカズユキ /Designer
フリーランスを経て、2018年アドウェイズ 入社。現在は本社と兼務しながら子会社であるUNICORNのメインデザイナーとして、デザインに関することを総括。
ステータスはつくることに全フリしてます。まだまだボヨヨンですが、プロなので自分のしごとをするだけです。ロックンロールです。 


本格的に“デザインでご飯を食べていく”まで

「人生はわりと適当でいい」。そう思って私はこれまでを生きてきています。デザインを仕事に決めた時も、今の会社に入社を決めた時も、深く考えずにフラットな気持ちを持って結論を出すようにしているのです。

夢もなくふわっと田舎から上京をした際もそうでした。将来のことなどは何も考えず、フリーターをしながらフラフラとした生活を歩み、焦ることもなく東京での暮らしを満喫。昔から好きだった“絵を描くこと”は続けていましたが、それを真剣に仕事にしようとは思ってはいませんでした。

当時はアナログでデザインをする人が多かった時代であり、私もその手法を好むひとりでした。ただ、周りの友人たちがApple社が発売したPower Macを使い、次々とデジタルで絵を描いている姿を見て、私も挑戦をしてみることに。実際に使ってみると、簡単にイラストを描くこともできれば、Webサイトも時間をかけずに作ることができたのです。

「アナログよりも時間もかからないし、意外と簡単かもしれない」。そう思い、これを仕事にしても良いかもしれないと考え、制作会社へ入社。本格的に“デザインを仕事に”をすることを決意し、それ以降は現在に至るまで“デザインでご飯を食べていく”と思い続けております。

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なお、絵が趣味から仕事へと変わったことにより、数多くの心境の変化がありました。なかでも特に感じたことは「自分はしつこい人間だった」ということ。思い描いた成果物が出来るまではとことん突き詰めるタイプであり、そのためにはたくさんの勉強も必要であったのです。

そして、多くの問題にぶつかったこともありました。ただ、それは自分の能力が単純に足りていないだけであり、そのためにはもっと多くの努力をしなければ、と思うだけ。これまでふわっと生きてきた割には、自分が手掛ける物に対しては、負けず嫌いな人間だったのでした。

その後、制作会社を退職し、フリーランスとして働くことに。ふと気がつけば、10年近くフリーの仕事を続け、100件近く企業のサイトをデザインしていました。

仕事を依頼していただいた企業には、本当に感謝しかありませんし、多くの勉強もさせていただいたと思っております(営業力は一切無かったため、口コミで仕事をもらうことがほとんどでした)。

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計画性も特になく、ADWAYS入社へ

ただ、10年も働いていれば、制作環境も変わってきます。多くのデザイン制作がアナログからデジタルに移行した時のように、企業がデザイナーに求める役割も徐々に変わっていったのです。例えば、一度きりのコミットで成果物を作るよりも、インハウスで働き、プロダクトをしっかり理解した上で仕事に取り組むデザイナーの需要が増えたのでした。

そのため、以前よりも発注が少なくなり、“出稼ぎ”のように一般の会社で働くことを決意。ただ、この10年で仕事のスキルは上がったものの、計画性や営業能力は昔から成長していなかった(適当だった)ため、特に就職活動などは行わず、誘われるままに知り合いの会社へ就職をしたのでした。

そこで2年ほど働き、今後のことを考えていると、突然UNICORNの親会社であるADWAYSからスカウトが来たのです(そういえば転職サイトに登録していたのでした)。

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軽く話を聞こうと思い面接場所に向かうと、そこにはADWAYSのデザイナー達をまとめる、遠藤さんという女性がいらっしゃいました。その遠藤さんは、困ったような表情で「断ってくれてもいいですよ」としきりに言うのです。ちょっと面白いなって思い、転職を決めたのでした。

そうして2018年の5月にADWAYSに入社。入社してすぐ、ポートフォリオサイトを制作し、それからもADWAYSのデザイン仕事に携わっていくことになります。(遠藤さんは、私がADWAYSに一切興味がないと思っていたそうでした)

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会社の度量は、トップの器で決まる

UNICORNのCEO、やましょーさんに初めて会ったのは、以前の社名である「Bulbit」のサイトをリニューアルするというタイミング。ただ、制作が完了したと思った矢先、会社名をUNICORNにするということで、リニューアルサイトはボツになりました。

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ボツったBulbit Web Site & Logo

ただ「せっかくならば今後も一緒に仕事をしよう」ということになり、本社の仕事と掛け持ちをしながらUNICORNの仕事を手伝うことになります。UNICORNのサイトデザインを担当し、現在はUNICORNのメインデザイナーとして、デザインに関することを総括して見ております。

なお、先述のように、デザイナーが手掛けた案件は、ボツになったり大幅な修正の戻しが来たりすることは多々あります。そして、タスクが山積みで忙しい時もたくさんあります。でもそれは、仕事をするにあたり仕方のないこと。賃金をもらうためには、当たり前のことなのです。

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またしても、ボツったAw skeleton [ adways skeleton project ]

しかし、仕事を作り出している組織と、組織のトップの器の大きさは、自分たち社員の力では変えることはできません。ただADWAYSの場合、社長である岡村さんの度量がすごく大きく、私たちデザイナーは気持ち良く働くことができています。(岡村さんは、自分のミスを指摘されてもムキにならず、笑い飛ばすような人なのです)

会社の度量は、そのトップで決まると思っており、自分が会社に求めるのはその部分だけ。言うなれば、“最後のケツ”を持ってくれるトップがいると、デザイナーにとっては心強いのです。

また、自分は体育会系な組織が苦手なため、部署の後輩にはすごくフラットな接し方をしたいと考えています。その点、UNICORNは上下関係もないフラットな組織のため、とても仕事のしやすい環境だと思っています。(やましょーさんには物申すこともありますが)

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UNICORN Web Site / 開発中のUNICORN Console Ver.03

フラットな状態で”楽しく”仕事をしたい

これから先、自分がADWAYSグループにいる中でやりたいことはいくつかありますが、ひとつに“事業”をやってみたいという思いがあります。フリーランスで働いていた時は、自分がやりたいことはせず、その企業に合わせた成果物を作っていました。ただ、もし自分で事業をやることになれば、これまでできなかった“0→1ベースでの挑戦”をすることができるのです。

ただ、ひとつの事業を行っている会社に入れば、そこにしかコミットができなくなる。そのため現在は完全にUNICORNにはコミットをせず、半分はアドウェイズの仕事に取り組み、新規事業を立ち上げるタイミングを密かに狙っています。

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フラットな状態でありながらも、でもやるべきことはちゃんとやる。その上で、自分の持っている技術をベースに、新しい事業にチャレンジをしたい。冒頭で「人生はわりと適当でいい」と言いましたが、今考えているこの思いは、間違っていないと信じています。

そして、デザイナーとして働くことを決意した時から、“楽しく仕事をしたい”というスタンスも変わっていません。この思いも、今後も継続していくことでしょう。

以上、ご精読いただきありがとうございました。

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