【2021年最新版】Apple Search Adsの基本知識まとめ - ASA広告運用で抑えておきたい5つのポイント
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【2021年最新版】Apple Search Adsの基本知識まとめ - ASA広告運用で抑えておきたい5つのポイント

Apple Search Ads。アプリマーケティングの関係者の方々であれば、一度は耳にされたことがある名称かと思います。

広告チャンネルのパフォーマンスを評価するAppsFlyerの「Performance Index」Singularの「ROI Index」などに、毎年必ずランクインする広告チャンネルの一つが、このApple Search Ads(通称、ASA)です。

iOSアプリのデジタルマーケティングにおいて、大きな影響を与えると考えられている“iOS14.5”が先日リリースされたなか、Apple Search Adsは今後の配信メニューの中心の一つになっていくでしょう。

・ASAの出稿経験が無い方でも、必要な情報を簡単に吸収したい。
・ASAの出稿経験がある方でも、改めて重要なポイントをおさらいしたい。

本記事では上記のような方々に向け、Apple Search Adsのキャンペーンを運用していく上での基本ポイントを改めてまとめ、お伝えしていきます。

■ AppsFlyer, Performance Index XII
" Apple Search Ads(ASA:以下「ASA」)は、パワーランキングで2位、ボリュームランキングで3位とiOSの世界ランキングでその強さを持続。全体ではその他の上位メディアソースが苦戦するなか(詳細は1を参照)、ASAはiOSのアプリインストールのシェアが34%上昇する快進撃を見せました。" - Source: https://www.appsflyer.com/jp/performance-index/

■ Singular, ROI Index 2021
" Apple Search Adsは今年、27個の部門のうち14個の部門でランクインしています。しかし、他のリストがAndroidに特化していることを考えると、Apple Search Adsは、iOSでランクインできるところならどこでもランクインしていたということになります。そして、2020年のROIのように3位や4位、6位ではなく、今年は対象となるほとんどすべてのリストで1位を獲得しています。 " - Source: https://www.singular.net/lp/2021-roi-index-registration/

(注:本稿では、予算やキーワードの汎用性が高い「Apple Search Ads Advanced」の内容についてご紹介させていただきます)

1. 概要:どんな広告なの?どこに広告が表示されるの?

Apple Serch Adsとは、文字通りApp Store内の検索結果ページに表示される広告のこと。App Storeの検索ページにて、ユーザーが任意のキーワードで検索を行った際に、そのキーワードに連動した広告が表示される仕組みです。

分かりやすく言うと、Web上の検索結果に連動して広告が表示される「リスティング広告」と同様の物になります。

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上記の事例は「麻雀 無料」のキーワードで検索された時に表示される広告の事例です。

実際の広告の表示箇所としては赤い枠の1箇所のみで、検索結果のページ最上部に表示されます。背景は通常の検索結果の表示とは異なる色(水色)で表示され、「広告」マークを含めたかたちで配信されます。

とてもシンプルなかたちで表示され、ユーザーのファーストビューに必ず入ってくるほどの高い視認性。App Store内で検索を行うユーザーに確実に訴求ができ、効率よく獲得につなげることができる優れた広告媒体になります。

■ Apple Search Adsとは?
App Store内の検索結果ページに、ユーザーの検索キーワードと連動して表示される広告。
■ 表示箇所は?
App Store内の検索結果ページの最上部。1箇所のみ。


2. ユーザー層:どんなユーザーを獲得できるの?

iPhone/iPadにてアプリをダウンロードするためには必ず、App Storeを経由してダウンロードを行う必要があります。そのため、App Storeに訪れるユーザーは何かしらのアプリを探しに来ている能動的な状態であり、つまり ”アプリをダウンロードするモチベーションが高いユーザー”になります。

他の広告媒体とは違い、既に「アプリを探してダウンロードしようと意識を持ったユーザー」に対して広告を表示し、上記のように検索結果の最上位にわかりやすいかたちで配信することになるので、アプリダウンロード後のアクティブ率も期待できる良質なユーザーを効率的に獲得することができます。

また、ターゲットとするユーザーが興味を持ちそうなキーワードをベースに広告を配信するため、配信先のユーザーをコントロールしやすい点も検索連動型広告ならではの魅力です。

Apple Search Adsは、全く興味がないユーザーに対しての広告配信ではなく、”目的意識をもったユーザーに向けて”、”新しいアプリを探しているタイミングで"広告配信をするため、他の広告媒体よりもユーザー獲得の効率が高いメニューとなっています。

■ どんなユーザーを獲得できるの?
アプリをダウンロードすることに対するモチベーションが高く、インストール後のアクティブ率も期待できるユーザー。


3. 仕組み:どのように配信できるの?

Apple Search Adsでは、iOSデバイスにおける従来の広告ID(IDFA)に基づいた配信ではなく、各ユーザーのApple IDのデータをもとに、広告配信とその成果の測定を行います。

そのため、先日Apple社が発表したiOS14以降のプライバシー保護施策における、新たなユーザー情報取得プロセスの対象にはなりません。平たく言うと、「IDFAの影響を受けない」広告です。

それでは、Apple IDを用いて、実際にどのように配信できるのか、いくつか重要なポイントを以下にておさらいしていきたいと思います。

■ ターゲティング
Apple Search Adsでは、Apple IDをベースとした以下のような独自のターゲティングが可能です。
 ⚫︎ ユーザータイプ
  ⚪︎ 新規ユーザー:Apple IDベースで過去に対象のアプリをダウンロードしたことがない
  ⚪︎ 復帰ユーザー:Apple IDベースで過去に対象のアプリのダウンロード履歴がある
 ⚫︎ 年齢
 ⚫︎ 性別
 ⚫︎ デバイス(iPhone/iPad)
 ⚫︎ 国/地域
 ⚫︎ 配信日時

特に復帰ユーザーへの配信においては、単に特定期間の未起動ユーザーを対象とするのではなく、すでに端末から対象アプリを削除してしまったユーザーを呼び戻すための配信が可能となります。


■ キーワード設定
キャンペーンを作成し、キーワードを設定する際は、選定したキーワードの以下のマッチタイプを選択した上で設定することが可能です。

「部分一致」
配信したいキーワードの同義語、対象の語句の関連ワード・関連フレーズなどを含めた配信方法となります。意図したワードの関連性があるワードにも配信されるため、拡張性があり配信先に幅を持たせることができ、新たなキーワードの発見にもつながります。

「完全一致」

文字通り、配信したいキーワードと一致した場合に配信を行う方法となります。意図したワードで配信をすることで、狙いたいユーザー層へのリーチが可能となります。

なお、これらのキーワードのマッチタイプによっても落札額は変動していきます。「完全一致」は「部分一致」に比べて少し落札額が高い傾向にありますが、配信したいキーワードを確実に狙うことが可能です。一方で「部分一致」は落札額を安く抑えられる可能性がありますが、設定したキーワードに関連したワードで配信されるため、最終的な獲得単価が変わってくる可能性があります。

また、配信方法の選択肢としてSearch Matchという機能があります。Search Matchは、Apple Search Adsにもともと備わっている機能であり、任意の入札額を設定しておけば、Apple Search Ads独自のロジックによりピックアップされたキーワードに対し、自動的に配信をしてくれる機能です。この機能も併用していくことで、新たなキーワードの発掘にもつながる可能性があります。

このようにキーワードのマッチタイプの特性も理解したうえで、落札額や配信ボリュームを見ながらバランスよくキーワードを設定することも大切です。

■ 入札方法
オークションはセカンドプライスオークションで行われます。
最も高い金額で入札したアプリが落札することになりますが、実際の落札額は「2番目に高い入札額+1円」となります。

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そのため「入札額=支払額」ということではありませんが、その分実際の支払額(落札額)は見えづらい部分があるため、どの金額で入札をするかの見極めが重要となります。

また、最終的な落札額は対象のキーワードと出稿アプリとの関連度なども踏まえた上で決定されるため、キーワードの関連度なども考慮しキーワードを選定し、配信した結果のCPTを見ながら入札額を調整していくことが必要となるでしょう。

なお、費用はCPT(Cost Per Tap)ベースで発生します。ユーザーが検索結果に出てきた広告をタップした時点での費用が発生します。(※インプレッションやインストールでの課金は発生しません)

■ どのように配信できるの?
・IDFAではなくApple IDをベースに、ターゲティングと効果計測を行い、再ダウンロードユーザーに対する配信や年齢・性別も判別したうえでの配信が可能。
・キーワードは「完全一致」「部分一致」いずれかで設定し、広告のタップに対して入札し、セカンドプライスオークションで決まったタップ単価ベースで支払う。


4. 準備事項:配信に必要なものって?

ネットワークへの配信などと違い「広告クリエイティブ」などの用意は特に必要ありません。また、Web上のリスティング広告とも異なり、広告表示されるディスクリプションの文章なども、別で用意をしていただく必要もありません。

全て、AppStoreに登録されているアプリの情報を利用して、表示される広告が生成されます。広告が生成される際に利用されるものは下記の通りです。

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 ⚫︎ アプリアイコン
 ⚫︎ アプリ紹介文章
 ⚫︎ ユーザーレビュー(★の数とレビュー数)
 ⚫︎ ゲームのスクリーンショット
※配信条件によっては、スクリーンショットが表示されず、アイコンとテキストのみの表示の場合もあります。

スクリーンショットの表示は、縦型、横型を選択して設定することができます。スクリーンショットが縦型の場合は、広告表示箇所に3枚並ぶ形で表示されます。(設定されている画像の左側から優先的に表示されます)

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横型のスクリーンショットを設定している場合は、広告表示箇所に1枚表示されます。

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AppStore上に動画が設定されている場合は、動画も含めて広告が表示されることになりますので、広告としての訴求力を上げることにも繋がります。動画と画像の両方が設定されている場合は、以下の優先順位で表示されます。

横型動画→縦型動画→横型画像→縦型画像 の順で優先表示

スクリーンショットは広告の表示箇所の中でも多くの面積を占める部分であるため、ユーザーの興味を惹き、アプリダウンロードにつなげるために非常に重要な部分となります。

そのため、ユーザーの興味を惹くようなスクリーンショットを設定することは、Apple Search Adsでより良い効果を出すために大切なポイントの1つです。

このように、AppStore上に公開されているアプリであれば、その他に何か特別なものを用意する必要はないため、広告素材を用意する時間をかけることなく、短期間で気軽に広告の配信をすることが可能になります。

■ 配信に必要なものは?
App Storeのページ内のディスクリプションやスクリーンショットを使用するため、別途でのクリエイティブの用意は不要。


5. 配信 x 運用のポイント:配信の流れや運用のポイントは?

■ 配信までの大まかな流れ
 1. 広告アカウントを作成する。
 2. ターゲティングや予算、スケジュールを決めてキャンペーン、アドグループを作成する。
 3. キーワードを選定し設定する。
 4. 入札条件、入札単価を設定する。
 5. キャンペーンを開始する。

■ 運用時のポイント
 ⚫︎ ブランド、競合、汎用などそれぞれの属性のキーワードをバランスよく設定しましょう。
 ⚫︎ 各キーワードの属性や、マッチタイプに応じて入札の強弱を変えましょう。
 ⚫︎ できるだけ余裕を持った日予算を設定しましょう。
 ⚫︎ 入札を有利にするためにTTR(Tap Through Rate:タップ率)を意識しましょう。
 ⚫︎ TTR、CVRを上げていくために、スクリーンショットも整えましょう。

まとめ

以上、Apple Search Adsに関しての基本的な情報について、ご理解いただけましたでしょうか? 広告としては、非常にシンプルなものであることがお分かりいただけたかと思います。

Apple Search Adsは、”アプリダウンロード”の最も近くにいるモチベーションの高いユーザーを獲得できる、唯一の広告メニューになります。また、Apple社独自のターゲティングと検索連動型広告の特性を活かしたメニューであり、今後のiOSアプリのマーケティングにおいて中心メニューの1つとなることが予想されますので、ぜひ注目いただければ幸いです。

なお、UNICORNでは、Apple Search Adsのキャンペーンを全自動で運用、最適化をすることが可能です。配信プロモーションの効果最大化にご協力をさせていただいておりますので、ぜひお問い合わせくださいませ。

その他 「Apple Search Ads」関連する記事はこちらよりご確認ください。

1. なぜ、Apple Search Adsがこれからもっと重要になるのか? - iOS14.5以降のデジタルマーケティングの変化に伴う、ASAの重要性

2. Apple Search Ads 「成功事例」に掲載 - 株式会社Yostar様の事例

3. 【資料】 Apple Search Adsの自動最適化エンジン by UNICORN


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