Apple Search Ads|プロダクトページ広告のベストプラクティスのご紹介
こんにちは。UNICORNでApple Search Adsを担当している西です。
今回は、Apple Search Adsの配信において、App Store全体でアプリを閲覧しているユーザーにあなたのアプリを宣伝できるプロダクトページ広告について考えていきます。
本記事では、改めてプロダクトページ広告の基本的な情報から、実際にUNICORNで行った配信の事例、そして効果的な活用方法などを紹介させていただきます。
【この記事を読んでもらいたい方】
・Apple Search Ads運用を行っている方
・更にダウンロードを増加させるため、検索結果広告以外の配信を検討している方
1.プロダクトページ広告について
この章では、そもそもプロダクトページ広告とはどんなプレースメントなのかを説明していきます。
1-1.概要
Apple Search Adsのプロダクトページ広告は、ダウンロードに対するモチベーションの高いユーザーに対して、より関連性の高い情報を提供し、あなたのアプリへ誘導することができる広告枠です。
プロダクトページ広告は、アプリ詳細画面(プロダクトページ)の末尾に表示されます。
末尾まで詳細ページを確認しているユーザーは、どのようなアプリなのかを確認した上で、ダウンロードを検討している可能性が高いです。
自分が求めている機能や内容かどうかを吟味している状況で、プロダクトページ広告に類似しているアプリが表示されたら、興味関心を寄せてもらえる可能性があります。
そのため、閲覧中アプリと類似しているアプリが紹介されるプロダクトページ広告をうまく活用すれば、特定の機能やコンテンツに興味を持つユーザーにピンポイントでリーチすることができます。
2.プロダクトページ広告の特徴
ここからは、プロダクトページ広告の特徴について説明していきます。
2-1.検索結果広告に追加する事で、アプリの総ダウンロード数を伸ばすことが可能
上の図は、検索結果広告とプロダクトページ広告の新規ユーザーのダウンロード率を表したグラフです。プロダクトページ広告の方が2倍近く新規ダウンロード率が高い結果になっています。
検索結果広告は、関連キーワードを検索した顕在ユーザーにしかリーチできませんが、プロダクトページ広告はまだキーワードを検索する前の、潜在ユーザーにリーチできる可能性があります。
2-2.他のApple Search Adsのディスプレイ面と比較してコストパフォーマンスが良い
ユーザーの興味に直結する情報を提供出来るため、無駄なタップを防げることから広告費を効果的に使えます。
実際の数値については、「プロダクトページ広告の活用例」でご紹介させていただきますが、タップ単価(CPT)が比較的安価になる場合が多く、コストパフォーマンスに優れています。
2-3.配信開始までの設定工数が少ない
プロダクトページ広告は、配信工数がかからないのも特徴のひとつです。
以下は、各広告プレースメントの設定についてまとめた一覧です。
検索結果キャンペーンでは広告を関連する検索とマッチさせるためにキーワードを用意する必要がありますが、プロダクトページ広告ではキーワードの設定が不要なので、簡単に配信を開始することができます。
Todayタブ広告で必要になるカスタムプロダクトページの設定も不要なので、工数を掛けずに配信を開始することができます。
2-4.配信ボリュームを大きく改善できない場合がある
ここまでプロダクトページ広告の強みをお話してきましたが、弱みもあります。
配信ボリュームにおいては、他の広告プレスメントと比べると大きく改善できない場合があるためです。
プロダクトページ広告は、他プレースメントと比べて広告枠の出面がストアの深層部にあるため、広範囲のユーザーに対するアプローチには向いてないメニューになります。
そのため、配信ボリュームを増やすには、Todayタブ広告、検索タブ広告がお勧めです。
2-5.特徴のまとめ
プロダクトページ広告は、広告枠の特性上あなたがアプリを届けたい・知ってほしいと思う、ユーザーからのタップ、ダウンロードにつながりやすくなります。
検索結果広告やTodayタブ広告に比べると低コストでトライできるため、オーガニック・検索結果広告以外からの獲得を考えておりましたら、プロダクトページ広告を検討してみてはいかがでしょうか?
3.プロダクトページ広告の活用例
ここまでのプロダクトページ広告の特徴を踏まえ、どのようなケースでプロダクトページ広告を活用すると効果的かをご紹介します。
結論、プロダクトページ広告はコストを抑えつつ、特定のアプリを欲しているユーザーに対して訴求したい場合に、非常に有益です。
その理由は、プロダクトページ広告の関連性の高さから、タップ単価が安く、タップ率が高くなる傾向があるからです。
以下は、6社のクライアント様の広告プレースメントごとの実績をまとめた表です。
プロダクトページ広告は、特定のアプリのプロダクトページの下部に表示されます。
そのため、表を見ていただくとわかる通り、インプレッション数は一番少なくなっています。
しかし、検索タブ広告と比較した際に、同じような配信ボリュームにも関わらずプロダクトページ広告の方がタップ率が高いため、インストール率に差を感じさせない獲得が見込めます。
Todayタブ広告と比較しても、コスト、インプレッション数において大きな差があるにも関わらず、プロダクトページ広告のタップ率が高いため、結果的にコストが半分以下になっています。
プロダクトページ広告は、興味関心を引くことができれば、多くのタップが期待でき、コストを抑えて効率的な獲得が見込めるメニューです。
プロダクトページの下部まで閲覧しているユーザーは、そのアプリの詳細を積極的に調べている可能性が高く、インストールを検討していることが考えられます。
その時にプロダクトページ広告に類似アプリとしてあなたのアプリが表示されれば、潜在ユーザーに対して自社アプリの認知を促すことができ、獲得アップにつながる可能性があります。
限られたコストの中で、アプリ関心度の高いユーザーに対して効果的に配信を行いたいとお考えの際は、ぜひプロダクトページ広告をお試しください。
4.最後に
繰り返しになりますが、
プロダクトページ広告は、コストを抑えつつ、特定のアプリを欲しているユーザーに対して訴求できるため、非常に有益なプレースメントになっております。
内容は理解したものの、初めて配信する場合は、「何から手をつけるべきか」「どのように運用すればいいのか」わからないことも多いと思います。
UNICORNでは、これまでの配信事例をもとに適切な配信タイミングのご提案や、効果検証のサポートなどのご相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。