最先端の映像技術「ボリュメトリックビデオ」を用いて広告配信ができる!テスト配信結果を大公開します。
こんにちは。UNICORNブランドマーケティングチームの海老名です。
UNICORNでは、世界初の商用ボリュメトリックビデオスタジオをもつ株式会社クレッセントとパートナーシップを結び、ボリュメトリックビデオ活用した広告クリエイティブを提供しております。
「ボリュメトリックビデオ」とは、人物・位置・動きなどの空間全体を3次元データ化し、撮影とほぼ同時に3D映像を生成できる技術のことを指します。
以前、実際にスタジオに伺い、ボリュメトリックビデオのあれこれをインタビューさせていただきました!ボリュメトリックビデオについて詳しく知りたい方は、こちらのnoteをご覧ください。
今回は、ボリュメトリックビデオを活用した広告クリエイティブを実際に配信してみたので、その結果をご紹介します。
ボリュメトリックビデオ広告 テスト配信概要
ボリュメトリックビデオを活用した今後のクリエイティブ展開を検討する材料とするために、6日間のボリュメトリックビデオ広告の配信を行いました。
下記の静止画バナー、動画バナー、ボリュメトリックビデオを用いた3Dバナーの3種類を配信し、ARの起動数、広告クリック後の遷移先に設定したVolmetriX公式サイトへの流入数、バナーからサイトに流入したユーザーとそうでないユーザーの、サイト内での動向等を比較しました。
ボリュメトリックビデオの技術を用いた広告クリエイティブである「3Dバナー」とARは、以下のリンクとQRコードから、実際に体験してみてください!
▼3Dバナー(スマホでお読みの方はこちらをクリック)
▼ARリンク(スマホでお読みの方はこちらをクリック)
ボリュメトリックビデオ広告 テスト配信結果
①ARの起動数について
静止画バナーのクリック数が最も多く、WEBサイトへの誘導効率が最も高かった反面、滞在時間が少なくAR起動数も少なくなりました。
対して3Dバナーの方を見てみると、クリック数は少ないものの、滞在時間・AR起動数ともに最も大きい数字となりました。バナー内に滞在し、3Dを触ったユーザーがARを起動していることが推測されます。
今回の配信では、静止画バナーの誘導率の高さもさることながら、ARを用いた広告クリエイティブの起点として3Dを用いると、ARの起動数が多くなることが判明したのは新たな発見となりました。
②WEBサイト流入後の動向について
約9割のユーザーがバナーからサイトに移動してすぐに離脱している状態となり、バナーから送客したユーザーのセッション数やセッション時間が多くなるという結果には至りませんでした。
また、今回はARの起動時間が接触時間に加味されていないため、数値だけを見ると3Dバナーは最も接触時間が短く見えます。しかし、ARを活用して、リアルで臨場感のあるリッチな体験でユーザーがコンテンツに長時間接触したと考えると、トータルでは価値があると考えられます。
ARを活用した広告配信は、AR上でコンテンツの理解がある程度できるため、流入後の動きは鈍い傾向は他案件でも見られています。
③WEBサイト流入後のフロー比較について
クリエイティブ別のWEBサイト流入後のフローを見てみると、3Dバナーから流入したユーザーの接点が最も多くなりました。
これは、3D/ARのクリエイティブを触って温度感の高まったユーザー行動であると推測できます。ここから、3D/AR広告は誘導効率こそ低いものの、温度感の高いユーザーの送客に寄与していると考えられます。
まとめ
今回の配信結果から、以下のような3Dバナーの特徴がわかりました。
①3Dバナーはバナー上の滞在時間が長く、AR起動数が最も多いため、商材の特徴をよりリアルに伝えることができる。
②3Dバナーはバナー上やARでしっかりと商材を理解することができるため、商材に興味を持つ温度感の高いユーザーの送客に寄与する可能性がある。
従来、3D映像制作はかなり工数がかかっていました。しかし、ボリュメトリックビデオにより、ユーザー操作によって映像を360度動かすことができる3D映像を素早く制作することができます。UNICORNでは、ボリュメトリックビデオの技術を用いた、リッチで自由度の高い新しい映像体験を、広告を通してブラウザ上でユーザーに届けることが可能です。
また、UNICORNでは、ボリュメトリックビデオを活用した広告クリエイティブ上で、ユーザーがどのようなアクションをしたのか等、さまざまなデータを計測できます。ユーザーは広告のどこに触れ、どんなコンテンツを重点的に見たのか。私たちUNICORNは、こういったデータを取得し、広告主様に提供していくことで、新たな価値を創出する手助けになると考えています。
今までにない映像体験を通して、新しい広告配信をしてみませんか?
ボリュメトリックビデオにご興味のある方は、下記よりお気軽にお問合せください。
株式会社クレッセントについて
クレッセントは、世界標準モーキャプシステムVICONや、様々なハリウッド仕様のソフトウェアの総代理店として、日本および台湾の多くのVFX、VR、VP、WebTV等の製作に利用されるツールを提供しながら、且つ、コンテンツ製作にも参加しています。 映像スタジオを併設しており、4DViews社のボリュメトリックビデオキャプチャ システムとVICONのハイブリッド撮影システムを運用し、国内外の最先端の映像アーティストとのコラボレーションを実現しています。
-関連リンク-
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