初めましてUNICORN Inc.です。
UNICORNという、これからのデジタルマーケティングを形作っていくプラットフォームを運営している会社です。
これからのデジタルマーケティングを形作るというと大袈裟ですが、まずはインターネット広告の領域を対象にテクノロジーをフル活用したプラットフォームを提供し、人が本来向き合うべき仕事に向き合えるようになる、そんなプラットフォームを目指して開発/運営しています。
UNICORN自体がどういう仕組みでどんなことができるのかは、別の機会でお話しできればと思いますが、今回お話ししたいのは2020/4/1に生まれたUNICORN Inc.という会社についてです。
Bulbit Inc.がUNICORN Inc.に生まれ変わりました
UNICORN Inc.は新しくできた会社というわけではなく2013/7/8にAdways Inc.の子会社として生まれたBulbit Inc.が社名変更をする形で生まれた会社です。
(会社設立以降ほぼ更新していないHPとなってしまい大変恐縮です。。)
ご存知ない方の方が多いかもしれませんが、元々はそれぞれの人にあったニュースが届くアプリ(どこかで聞いたことがある)を提供するつもりで立ち上げた会社です。
色々と試行錯誤をしながら世に送り出そうと必死に頑張ってはいたのですが、結果的には世に送り出されることなく、そっと僕たちの心の中だけに残るサービスとなってしまいました。
その後はAdwaysグループの中で先進的なアドテク事業を担う会社としていくつかの事業を立ち上げ、成長させてきたわけなのですが、5年前くらいからはとあるサービスに強い思いを込めて会社として向き合ってきていました。それがUNICORNです。
UNICORNを生み出そうと思ったきっかけ
皆さんご存知のとおり、インターネット広告市場が日本で産声を上げてから今日に至るまで、破竹の勢いで成長を続け、2019年にはインターネット広告費がテレビメディア広告費を上回るまでの規模になりました。
しかしながら、インターネット広告というテクノロジーの賜物のように見える産業だとしても、その成長の裏には産業に関わる多くの人々の弛まぬ努力があるからこその成長だということを忘れてはいけないと思います。
特に運用型広告と呼ばれる領域においては、熟練の運用職人が持つノウハウとその職人が織りなす細やかな配信設定が結果の優劣を決めることが多く、多くの人の多くの時間を費やすことで成り立っていたと言っても過言ではありません。もしかすると、いやもしかしなくてもいまだにそう言った状況は大きく変わっていないかと思います。
そう言った業界のリアルを目の当たりにし、インターネット広告に関わる企業として、できるだけ多くの人がもっともっとクリエイティブな仕事に時間を使えるようにできないのか、人が決めたルールや振る舞いを理解し自律的に配信設定をコントロールすることができるプラットフォームを作ることはできないのか、と思うようになりUNICORNというプラットフォームを立ち上げることを心に決めました。それが今から約5年前のことです。
5年という時の流れの中で
そう心に決めてプラットフォームの開発に着手したものの、先人が知恵を絞り編み出してきたノウハウや、状況に合わせた的確な操作を簡単に再現できるわけもなく、自分たちが思うような振る舞いができるプラットフォームになるまでには数えきれない試行錯誤と多大な投資が積み重なっていくばかりでした。
想像力が欠如した業界人の妄想でしかないのでは?と思うことが何度もあり、チームメンバーに頭を下げてプラットフォーム開発にストップをかけようと、そう決断しかけたことも数えきれません。今だから言える話ですがAdwaysグループの代表である岡村さんにも、2度ほどそう言った話を持ちかけようとしたこともあったくらいです。(半分冗談、半分本気で話したこともあります)
それくらい我々にとってはチャレンジングなことで、おそらくこの日本のインターネット広告業界にとっても前例を見ないチャレンジなのではないかと、そう思えるチャレンジをこれまで5年間続けてきました。
これまで5年間UNICORNが持つ可能性を信じて共に挑戦し続けてきてくれたチームメンバー、そしてその挑戦を受け入れてくれたAdways、並びに販売協力/広告在庫提供/技術提供をしてくださったパートナー企業の皆さん、うまくいくのかいかないのかわからなかったUNICORNを信じて、その可能性にかけて一緒にチャレンジしてくれたおかげで今のUNICORNがあると思っています。これからも引き続きよろしくお願いします。
社名変更にかける思い
正直なところBulbitという社名に思い入れがないわけなんてありません。Adwaysの次なる可能性を作るため、そしてAdwaysで頑張ってきたメンバーのさらなる成長を願いスピンアウトする形で作ることに決めたBulbitという会社、その思いはいまだ変わりませんしこれからも変わることはないと思います。
ですが、5年間かけて築き上げてきたUNICORNというプラットフォームにはそう言った思いを遥かに凌駕する可能性が秘められていると、そう確信しました。それが社名変更に踏み切った大きな理由です。
今はまだRTB経由で入札することのできる広告枠に対して広告効果を担保しながら自律的に広告配信をすることのできるプラットフォームでしかありませんが、我々が磨き続けている、人とコンテンツを引き合わせる力はこれから先もずっと進化を続けていきます。
インターネット広告は煙たがられ嫌われる存在なんだと自覚しています。これまでは経済活動を重視するあまり広告をみるユーザーのことを考えてこなかった結果なんだと思っています。当然UNICORNもすべての人が称賛する広告配信が実現できているとは思っていません。
しかしながら、広告を見て、初めてそのコンテンツに触れ、手にとってみる人が大勢いることもまた事実です。広告が本来持つ力は人々に気づきを与えられることだと思います。UNICORNはこれから、そう言ったユーザーにとっての気付きを与えていくことで、人々の可能性を広げていきたいと、そう考えています。
すべては人の可能性のために
UNICORN Inc.は関わるすべての人の可能性のために、今日2020/4/1から再び走り始めます。
どんなにテクノロジーが進化しても、どんなに経済が発展してもそのすべては人々が描く未来を実現するためのものであって、人々が豊かな未来への可能性を信じるからこそ、テクノロジーや経済が有効活用されるのだと思っています。
すべての人が可能性を信じられる世の中にしていきたい。
UNICORN Inc.はテクノロジーの会社です。テクノロジーの可能性を信じ、人々の可能性を広げるために企業活動を行なっていきます。UNICORN Inc.があるから自分本来の可能性に向き合っていける人を一人でも多く生み出していきます。
そのために邪魔だったり無駄なものはアイディアやテクノロジーで解決していく。そういう存在として今日からまた頑張っていきます。