見出し画像

世界の大手ブランド広告主が注目するゲーム内広告「UNICORN In-Game Ad」とは

こんにちは。UNICORNブランドマーケティングチームの今泉です。

UNICORNでは、ゲームの世界に溶け込むネイティブ広告であるゲーム内広告「UNICORN In-Game Ad」の広告配信を行っています。今回は、UNICORN In-Game Adのご紹介と、私たちがゲーム内広告領域へ参入した背景をお話しできればと思います。


UNICORNがゲーム内広告領域に参入した理由


私たちUNICORNブランドマーケティングチームは2019年、大手ナショナルクライアントやメーカー向けの広告事業を立ち上げました。その際、欧米を中心に海外では、SNSやVODに次いで可処分時間が多くなっているゲームコンテンツへの広告配信ニーズが高まっている最中でした。そのため、事業立ち上げ当初から、ゲームメディアを活用したブランドマーケティングに注力し、事業開発を行ってきました。

そこで私たちが目をつけたのが、ゲームの中に広告を配信する、ゲーム内広告です。

市場調査会社のAllied Market Research(※)によると、2021年ゲーム内広告の市場規模は既に約68億USドルに達しています。さらに市場規模の拡大が予測されており、市場調査会社Technavio(※)では、2025年までに約100億USドルの市場規模になると予測しています。

また、モバイルゲームを筆頭にゲームの利用時間や消費支出の拡大に伴い、ブランド広告主によるゲーム内広告の活用が、世界的にもトレンドになっています。

ゲーム内広告 事例
大手ブランド広告主のゲーム内広告事例


私たちUNICORNは、今後5Gが普及する事を見越して、クリエイティブをインタラクティブ化する取り組みも同時に注力していたので、3Dオブジェクトを活用したインタラクティブアドの延長で、メタバースやVRでの広告配信も視野に入れていました。

ネット回線が強くなるのと並行して、スマホを含めたゲーム端末のスペックが上がっていき、ゲームコンテンツもよりオンライン化、高解像度、3D化が加速していく中で、ゲーム内広告は、UNICORNのプログラマティック広告、インタラクティブなリッチクリエイティブとの相性が非常に高いため、私たちUNICORNは、ゲーム内広告領域への参入を決断しました。

※ 出典:Allied Market Research
※ 出典:Technavio

UNICORNでは、ゲームの世界に溶け込むネイティブ広告であるゲーム内広告以外にも、ゲームアプリ内の動画広告フォーマットに配信できる「UNICORN In-App Video」も提供しています。詳しくは下記をご覧ください。


海外のゲーム内広告事例

ここからは、海外の大手ブランド広告主のゲーム内広告を活用した事例をご紹介します。

ゲーム内広告事例①:ユニリーバ

消費財メーカーのユニリーバは、ユニリーバ・トルコのブランドである Rexona と Clearのプロモーションのため、オンラインサッカーゲームに広告を配信し、トルコ初のゲーム内プログラマティックキャンペーンを実施しました。

ユニリーバは元々、スペインのプロサッカーリーグであるラ・リーガの世界的なスポンサーであり、リーチしたい若年男性がオンラインサッカーゲームをよく利用していることから、オンラインサッカーゲームはRexonaとClearのターゲットユーザーとコミュニケーションをとるための効果的な方法であると考えました。

ゲーム内では、サッカーとブランドを関連づけたクリエイティブを配信し、現実世界のサッカーの試合で目にするような広告を再現したことで、ゲームユーザーのゲームプレイを邪魔することなく、広告を配信することができました。

ゲーム内広告 事例
広告のキャッチコピーは「hareket et terlemekten korkma」
日本語で「動け、汗をかくことを恐れるな」

その結果、オンラインサッカーゲームをプレイしラ・リーガを観戦したユーザーは過去1ヶ月にデオドラント商品を購入した割合が35%増え、Rexona と Clearの購買者を見ると、ゲームに強い関心を持っている方の割合が一般インターネット利用者よりも多くなりました。

ゲーム内広告 効果
ユーザーの過去1ヶ月間にデオドラント商品を購入した割合
ゲーム内広告 効果
Rexona と Clearの購買者

配信結果まとめ
・1インプレッションごとに 8 秒間の広告を露出
・ブランドセーフな環境に広告を提供し、完全な透明性を確保
・オンラインサッカーゲームをプレイしラ・リーガを観戦したユーザーは過去1ヶ月にデオドラント商品を購入した割合が35%高い
・トルコのRexonaとClearの購買者を見ると、ゲームに関心を持っているユーザーが67.2%に対し、一般のインターネットユーザーは53%だった

https://www.bidstack.com/case-studies/unilever-2/

ゲーム内広告事例②:ピザハット

ピザハット・マレーシアは、2022年にカタールで開催されたFIFA ワールドカップ開催中にゲーム内広告を活用したキャンペーンを実施し、従来のスポーツスポンサーシップに費やされる推定 70 億ドルよりはるかに小さな予算で大きな成功を収めました。

このキャンペーンでは、ゲームを費用対効果の高いメディアとしてとらえ、サッカーゲームとリアルのワールドカップの試合をリアルタイムで連動させ、ゲーム内のピッチサイドにゴールや試合結果と連動したプロモーションコードを表示することで、ユーザーにユニークな体験を提供しました。


ゲーム内広告 事例

また、ピザハットのキャンペーンはマレーシアにおいてBest Mobile Campaignという賞を受賞しました。

配信結果
・25 日間のキャンペーン期間中全体売上が 14% 増加。
・840 万のメディア インプレッションが配信され、110 万のユニークユーザーにリーチ。
・広告クリエイティブはゲーム内で10万時間表示。
・ピザハット・ マレーシアのサイトへの訪問数が 18% 増加。

https://www.bidstack.com/case-studies/pizza-hut/

ゲーム内広告「UNICORN In-Game Ad」掲載イメージ

海外のゲーム内広告事例をいくつかご紹介してきました。
「UNICORN In-Game Ad」でも、ゲームの世界観に溶け込み、ユーザーの体験を阻害せずに、下記のように広告を配信することができます。

ゲーム内広告の今後の課題 -効果測定について-

このように、ゲーム内広告は世界的にかなり注目されてきている広告フォーマットの一つですが、いくつかの課題も残っています。

特に大きな課題は、効果測定についてです。

ゲーム内広告は、今までにない新たな広告配信であり、基本的にタップやクリックが出来ないため、現在のインターネット広告の評価方法を利用することができません。そのため、一時的なコラボレーションや広告配信が多く、継続的な利用は多くありません。

しかし、ゲーム内広告の広告効果についてポジティブな結果もあります。

ニールセンスポーツが公開した「JAPAN ESPORTS WHITEPAPER 2021」では、野球ゲーム『実況パワフルプロ野球』(パワプロ)のプレー動画内に表示されたブランドロゴと、プロ野球中継のバックネット広告を比較した結果、注視時間や注視回数ではプロ野球中継のほうが多かったにも関わらず、「記憶に残った広告」で「パワプロ」のほうが中継を上回わりました。
ニールセンスポーツは、「5秒以上の露出は目が慣れ、認識力が大幅に低下するため、試合展開が早く、広告露出が短く回数の多い『パワプロ』のほうが記憶に残りやすかったのではないか」という分析を示しています。

※出展:ニールセンスポーツプレスリリース


UNICORN In-Game Ad

「UNICORN In-Game Ad」においても、効果検証を行うため、広告に接触したユーザーへのブランドリフト調査・広告主のサービス利用状況の把握を行っております。

また、日本ならではのゲームメディアを増やす取り組みとして、収益シミュレーション作成や日本語での広告掲載用のSDK実装のサポートなど、UNICORN In-Game Adによるゲームの広告マネタイズサポートも行っております。

私たちUNICORNは今後、培ってきたこれまでの知見やノウハウをもとに、ゲーム内広告市場の拡大に貢献していきたいと思います。

ご興味があれば、是非お問い合わせください。

—ゲーム内広告に関する直近のプレスリリース—


みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!