「アトリビューションについて理解していますか?」アンケート結果を公開します。【GAME FUTURE SUMMIT】
こんにちは。UNICORNです。
UNICORNは、先日6月5日(水)に株式会社ゲームエイト様、株式会社MOTTO様が主催するイベント「GAME FUTURE SUMMIT」のプラチナスポンサーとして協賛をさせていただきました。会場では多くのゲーム業界、広告業界の方々とご挨拶でき、UNICORNメンバー一同とても嬉しい限りです。
弊社代表取締役の山田翔が登壇した当日のセッション『もしかしてユーザーを増やせていない?ユーザーを増やすために知っておきたい広告配信の仕方と評価の方法』において、現状のアプリマーケティングの広告評価では広告主様の事業成長を実現できていない可能性があることについて言及をした上で、登壇者の皆様とディスカッションさせていただきました。
また、少しでも多くの人に、広告評価やアトリビューションの仕組みについて、新たな気づきを得てもらいたいという考えから、セッション登壇に加えて、アトリビューションに対する理解度を再確認するアンケートを実施しました。
ありがたいことに、真剣に回答してくださる方が多く、150名以上の方々にご回答をいただくことができました。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。アンケートを通して、少しでも皆様のお力になることができていれば嬉しいです。
以下、UNICORNからの問いと見解、皆様の回答結果をご紹介します。
アンケート結果
質問① 広告に対する、アトリビューションの種類について理解している
約6割の方がアトリビューションの種類について「理解している」と回答しました。
昔は、広告に対するアトリビューションは「Click」だけでしたが、動画広告なども流せるようになり、広告の「View」というアトリビューションもあります。 ビュースルーコンバージョンは、広告の間接CVの計測を行うものとして、現在は広く採用をされていますが「View」の定義は主に、広告が端末の画面内に表示がされた(inpressionが発生した)場合とされていることが多いです。この"impressionが発生した"ことと、"ユーザーが広告を見た/視聴したこと"は、必ずしも一致するわけではないことを理解することが重要です。
質問② 利用中の広告メニューがどのようなアトリビューションを計測しているか理解している
一方、利用中の広告メニューがどのようなアトリビューションを計測しているかについて理解していると回答した人は、5割に満たない結果となりました。
広告メニュー毎でアトリビューションに対する考えや条件はさまざまあります。 メニューによって、アトリビューションの計測条件の有意/不利などが発生してしまっている場合、正しく、広告メニュー間での評価が行えていない可能性があり、過大/過少評価につながってしまうリスクがあります。誤った投資判断を避けるためにも理解をし、統一性を持たせたアトリビューション条件にすることが重要です。
質問③ CVが"ビュースルーCV", "クリックスルーCV"、どういう内訳になっているか把握している。
ビュースルーCVとクリックスルーCVの内訳について、約6割弱の方が「理解している」と回答しました。
ビュースルーCVが多くなっている場合、現在の広告成果計測環境や様々な条件下(アトリビューション計測条件、広告FMT、サイズなど)では、広告による効果があったとは言えないユーザーのCVを広告のCVとして獲得してしまっている可能性があります。しっかりと把握しておくことが重要です。 また、クリックスルーCVが多くなっている場合でも、直接送客効果をあまり得られない結果になっている場合があります。注意しましょう。
質問④ CVを動画広告、静止画広告、またはそれ以外の広告フォーマットのいずれかで獲得しているか把握している。
CVを獲得しているフォーマットの種類について、約7割弱の方が「理解している」と回答しました。
CVが多い広告フォーマットと、アトリビューションの計測条件によっては必要以上にアトリビューションを計測し、広告による効果があったとは言えないユーザーのCVを広告のCVとして獲得してしまっている可能性があります。しっかりと把握しておくことが重要です。
質問⑤ CVをどういった広告表示枠(サイズ)での獲得しているか把握している。
CVを獲得している広告表示枠について、約6割の方が「理解している」と回答しました。
CVが多い広告の表示枠(サイズ)と、アトリビューションの計測条件によっては必要以上にアトリビューションを計測し、広告による効果があったとは言えないユーザーのCVを広告のCVとして獲得してしまっている可能性があります。
質問⑥ 広告成果計測ソリューションでの成果の計測モデルが”ラストタッチアトリビューション ”というモデルであることを理解している。
MMP(=AdjustやAppsFlyerなど)での計測モデルが、ラストタッチアトリビューションモデルだということについて6割弱の方が「理解している」と回答しました。
ラストタッチアトリビューションモデルでは、獲得したCVがどれだけ直接送客価値があったかを測ることが難しくなっていることを理解をしておくことが重要です。 広告経由で発生したCVが、直接送客価値のあるCVか?計測をするためには各アプリストア(Prlatform)の計測を活用することで確認が可能です。
iPad Air 当選者発表
アンケート回答者にiPad Airが当選するキャンペーンを開催しました。
厳正なる抽選の結果、下記の2名の方が当選されました。
おめでとうございます!
まとめ
CVを獲得できている要素(フォーマット、サイズ等)については6割以上が把握できているものの、利用中の広告メニューで獲得できているCV自体がそれぞれどのようなアトリビューションで上がっているのか、詳細までしっかりと把握している方は全体の6割に満たない傾向にあることがわかりました。各広告メニューのアトリビューションに対する考えや条件、獲得できたCVのアトリビューションの内訳を把握することは、正しい広告評価に繋がり、広告主様の適切な投資判断が可能になります。
広告は本来、クライアントのビジネスに貢献をしたり、ユーザーに新しい気づきを与えるなど、価値あるコンテンツです。私たちはインターネット広告のあるべき姿をより実現できるよう、これからもさまざまな取り組みを行っていく予定です。
今後も、UNICORNをよろしくお願いいたします。
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