UNICORN初めての新卒エンジニアは、かつて研究者を目指していた - 小川晃
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UNICORN初めての新卒エンジニアは、かつて研究者を目指していた - 小川晃

UNICORNでは、常時行っているキャリア採用に加え、新卒採用も行なっています。

今回は、そんな“UNICORN初の新卒エンジニア”として入社をした、小川晃にスポットを当てたストーリーをお送りいたします。

語れるキャリアはまだなくとも、幼少期から歩んできたライフストーリーは誰にでもあるはず。研究に没頭した学生時代からUNICORNに出会うまでの人生を、彼自身の言葉で紐解いていきます。

興味がある研究に“没頭”し続けた学生時代

初めまして。2021年の春、新卒でUNICORNに入社をした小川です。

とはいえ、私は大学院にて修士課程を二度修了しているため、今の年齢は28歳。フレッシュさを武器にできるわけではありませんが、UNICORNへ入社するまでどういう経験を経てきたのか、私なりにお伝えできればと思います。

生まれは、静岡の浜松市。漠然と“研究者になりたい”と考えていた高校生の頃の私は、理学部のある京都大学に進学しました。

きっかけは、高校時代に取り組んでいた光害(こうがい、ひかりがい)の研究です。

光害とは、過剰または不要な光による公害のこと。夜空が人工的により明るくなることで、天体観測に障害を及ぼしたり、生態系を混乱させたり、あるいはエネルギーの浪費の一因になったりなど、地球に対して多くの影響があると考えられているものです。

私はその光害が“植物”にも影響を与えるのではないかと思い、部活のメンバーと共にイネを育て始めます。その際、夜間に光を当てるイネと当てないイネを用意し、約半年にかけて実験を行いました。その成果を、皆で部室に遅くまで残って論文にまとめ、高校の研究発表会で発表できたのは良い思い出です。

その後、研究者を目指して進学した大学の理学部でも植物の研究を進め、理学の修士号を取った私ですが、そのタイミングでまた新しい分野に興味を持ち始めます。

それは、自然言語処理という、植物とはかけ離れた分野でした。

自然言語処理とは、日常的に自分たちが話す言語をコンピューターで処理する技術のこと。身近なものでいえば、Siriや自動翻訳、GoogleやYahoo!などでの情報検索、がその一例と言えます。

私は興味を持ったら、探求せずにはいられない性分。社会に出る前に体系的に学んでおきたいと強く思い、情報学の修士過程へ進みました。

未知の分野だからこそ、真摯に向き合って挑戦したい

大学院時代の写真(就活用に撮影)

▲大学時代の写真(就職活動時)

27歳の夏、私はついに就職活動を始めることになります。

高校生の頃からさまざまな研究に取り組んできましたが、仕事として向き合う場合、その対象は“自然言語処理”に関わることにしたいと考えました。

私は当時ーそして今もー人が紡ぐ言葉をもっと深く理解したいと感じていました。言葉とは、人の考えや思想を媒介するもの。わずかな表現の違いでその内容が繊細に変化する、大変興味深い存在です。

ゆえに、自然言語処理を深く追求し続ければ、言葉を介して、自分たちがこれまで蓄積してきた集合知の力を引き出せるかもしれない。そして将来的には、自分たちが今まで触れてこなかった知識や考えにアクセスできる手立てを、多くの人に届けることもできるかもしれない、そう私は感じたのでした。

そのため、就職先は自然言語処理に関する業務を行える職場に絞って探し始めます。しかし自分が情報学に触れたのは、情報学の修士過程が初めて。そのため、自分のスキルに不安を持っていたことも事実でした。

そうした中、修士課程1年目の途中、自然言語処理の学会で研究発表をする機会がありました。

そこで私は勇気を持って、自分が取り組んでいる研究や疑問に思っていること、考えていることを正直にぶつけてみたのです。その結果ありがたいことに、オーディエンスの方々から、「興味深い研究だった」といった好意的な感想を頂きました。

自分が知らない未知の分野であっても真摯に向き合うことで、確かな技術と一定の評価を得ることができる。そう思えるようになった後は自信を持って、就職活動に取り組んでいくことができました。

学会発表時のスライド

▲学会発表時のスライド

UNICORNの信念と自分の目標がリンクした

UNICORNの企業説明を受けた際、CEOのやましょーさんとお話をさせていただきました。この段階ではUNICORNがどのような企業なのか全てを把握してはいなかったのですが、話を聞くに連れ、とても興味深い企業だなと強く感じたことを覚えています。

一つに、UNICORNはかなり先進的な取り組みを行っていること。機械学習を単なる目的として取り入れるのではなく、広告のリアルタイム入札を行うにあたり、“一つの手段”として実践的な形で企業活動に組み込んでいることに惹かれたのです。

もう一つはUNIOCRNの信念について。正直な話、もともと私は、インターネット広告に対して決して良いイメージを抱いていたわけではありませんでした。

しかしUNICORNは「ユーザーにとって本当に価値のある広告を届けたい」という信念を持ち、広告業界に対しても真摯に向き合っている。それは、“自分たちが今まで触れてこなかった知識や考えにアクセスできる手立てを、多くの人に届けたい”という私の目標とも近いと感じたのです。

この企業なら、自分がこれまで学んできた技術も生かすことができるかもしれない。そう強く感じ、入社することを私は決意したのでした。

自然言語処理の技術を使って新しい価値を生み出す

UNICORNに入社をしてからは、とにかく得られる学びがとても多いと感じています。例えば、組織全体が新しいことに対し、とにかく積極的な姿勢を持っていること。

何か問題が起これば対処をするのは当たり前のことですが、UNICORNでは問題が起こる前から足りないことを積極的に見つけ、それに対して新しいアプローチをすることにためらいがありません。

そしてそんな社風がなければ、入社一年目の私が主導となって、自然言語処理の技術を使ったシステムを開発する選択肢も生まれなかったと思います。

現在私が開発しているシステムは、広告配信で入札するキーワードに対し、これまでの配信結果や関連テキストに基づいて最適なワードを提案するというもの。

新卒入社をしてからたった数ヶ月で本格的にシステム開発に携わる機会を与えていただいたことはもちろん、技術的にわからないことがあれば周りに教えてくれるメンバーがたくさんいるなど、整った環境も大変助かっています。

ただ、そんな整った環境とはいえども、私は人の気持ちや考えを強く気にしてしまうタイプ(新卒は自分一人という気負いのせいもあるかもしれませんが)。

今はフルリモートで直接顔を合わせられる状況ではないため、自分の発信している言葉と内容が、相手にとって適切なのだろうかと心配になることが多々あります。

直接顔を合わせられれば表情や話口調、言葉のトーンなどで、相手の雰囲気を確かめることができますが、テキストベースだと難しいもの。これは2020年以降に新卒で入社したリモートワークを行っている社会人なら、おそらく一度は直面した悩みだと思います。

しかしそんな時に私は、前述した学生時代の“研究発表”の時の経験を思い出し、自分が取り組んでいる仕事内容や疑問に思っていること、考えていることをまっすぐに伝えるようにしています。

きっとこれも、学生時代に興味があることをひたすら取り組んできたことで得た学びの一つ。もしかしたら、植物の分野で学んだことも、いずれは仕事で役に立つ日が来るのかもしれません(本当に来たら嬉しいです)

今後の大きな目標は、

自然言語処理の技術を使い、利益を上げるだけではなく、ユーザーと広告主にとって価値のある出会いになるような広告を配信したい。その橋渡しを担えるような存在になることです。

UNICORNならそんな夢のようなことが叶えられるかもしれない。まだ入社をして数ヶ月しか経っていませんが、そう信じられる組織であることに確信を持っています。

これからも、28歳からの新卒として、精一杯頑張っていきたいと思います!


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