やりきったと思えるその日まで。私はこれからもセールスの仕事を続けていく。 - 須田亜矢子 -
UNICORNは2019年より、グループ会社である株式会社アドウェイズと共同で、さまざまな手法を用い、ブランド広告主(グローバルに展開している大手企業)向けの広告運用事業に取り組んでいます。
着手してから約3年が経過し、チームの規模や事業領域は大きく拡大。現在は多数のブランド広告主さまのインターネットマーケティング事業を支援させていただくこととなりました。
今回のCAREER STORYでフォーカスをするのは、このチームでマーケティングコンサルタントとして働く須田亜矢子。
本記事では、彼女自身でキャリアを振り返りながら、仕事への向き合い方、価値観、そしてこれからの展望を探っていきます。
ベテランになっても成長し続ける環境を求めて
はじめまして、アドウェイズのブランドマーケティングチームにて、UNICORNのブランド広告領域事業を担当している須田亜矢子です。
気がつけば、私がセールスの仕事に取り組むようになってから、約8年が経過しました。最初は何の気なしに始めたこの仕事ですが、今では自分自身の価値観や考え方を築いた、大きな礎となっています。
ただ、仕事に誇りを持ち、楽しく取り組んでいると言えども「私はいつまでこの仕事を続けるのか」と自問自答をするなど、時には進むべき道に迷うことは多々ありました。
でも今は「やり切ったな」と考えられるようになるまで、自分の力を精一杯出し、仕事を続けていきたいと、そう強く思っているんです。
なぜ、私はそのような気持ちに至ったのか。これまでの自分の経験してきた話を交えながら、お話しをしたいと思います。
アドウェイズに中途入社をしたのは、2020年の春のことです。前職は「キラキラしていてカッコ良さそうだな〜」といった動機で入社をした、同業種のインターネット広告代理店。約6年勤めたのち、意を決して転職をすることに。
そう思うようになったきっかけは、世の中の多くの企業がデジタル広告への予算投下を加速させていく昨今の状況下において、“大手ブランド広告主のデジタルシフトに関わる仕事がしたい”と考えたからです。
また気がつけば、職場での私の立ち位置は“ベテラン社員”になりつつあり、新しい環境に身を置いて、ナレッジや経験を積むことが少なくなっていました。これからも、自分自身の営業力を生かして、さらに成長できる環境で働きたい。私はそう考えていたんです。
アドウェイズに出会ったのは、ちょうどその頃のことでした。
はじめは苦手な会社だと思っていた
アドウェイズは同業ということもあり、元々名前は知っていたのですが、正直な話、あまり良いイメージは持っていなくて。いわゆる体育会系の企業で、ゴリゴリの営業マンが多いのではないか。そしてなんだかちょっと怖い。当時の私はそのように思っており、自分のスタイルとは全く合わないのではないか、と考えていたんです。
だけど、実際に話をすると全く違う印象でした。たまたま私が前職で出展をしたイベントにて、アドウェイズのブランドマーケティングチームの方々と接する機会があり、とてもフレンドリーに、気さくに話しかけていただいたのです。
今では、人や企業を見た目や思い込みで判断するのはよろしくなかったと反省しております(笑)。
イベントの後も、アドウェイズの皆さんとは食事を一緒にするなど、友人として仲良くするようになりました。そしてそこで、業界の未来を自分たちが作っていくんだという熱意や、本質的な広告の価値の提供を真剣に考えていることなどを知ることになったんです。
UNICORNがブランド広告主に向けた事業を行なっていることも、この時に初めて知りました。そして、話を聞いていると、UNICORNの事業は私がやりたいことにとても近いということに気がついたんです。元々そんなつもりは全くなかったのに、この会社だったら成長できるかもしれないと強く感じるようになってしまって。
そうして私は「アドウェイズで働きたい。UNICORNと共に、もう一度営業職を極めたい」という旨を伝え、ありがたいことに入社をさせていただくことになったのでした。
もちろん、心の中ではとても悩みましたが、自分が感じたこと、見たこと、そして腹落ちしたことを信じ、前に進んでいくことにしたのです。
自分本位だった考えが、他者本位に変わった
アドウェイズに入社をしてから2年が経った現在、私はUNICORNをブランド領域に対して広めていき、そして活用いただくことを目標に業務を行っています。
ただ、入社当時、最初の3ヶ月間は、ほとんど勉強と研修漬けの日々でした。恥ずかしい話なのですが、自分が培ってきたこれまでのセールスのスタイルは、勢いと感覚に任せている部分が大きく、あまりロジカルに考えることができていなかったのです。
ただこの時間は、自分には何が足りなくて、今後どうしていけば良いのかの“指標作り”を得られる絶好の機会でもありました。環境を変えることで、それらを考えて、スキルを磨くことができたのは、本当にありがたいことでしたね。
他にもアドウェイズに入社をして、心境が変化したことはいくつもあります。その一つは、自分本位だった考えが、他者本位に変わったこと。
私は少し前まで、自分主体で仕事に取り組むことが多かったんです。たくさんのスキルを吸収して成長したい、30歳を過ぎてからの転職だから失敗できない、など、自分だけのことを考えて行動をしていたんですよね。「ちょっと遅いよ」と突っ込まれるかもしれませんが……最近はようやく自分の仕事のリズムが整いはじめ、視野を広げた働き方ができるようになったんです。
例えば、後輩がチームに入ってきたことで生まれた変化もそう。なかなかうまく提案を進められない後輩に対して、率先してアドバイスを送れるようになって。組織としてよりレベルアップをしていくにはどうするべきか。自分にそんな思考が生まれるようになったことは、入社してから得られた成長だと思っています。
とはいえ、一朝一夕にはいかないですし、やっぱりまだまだ私は未熟者です。もっと頼られるような存在になっていく必要がありますし、そのためには、もっと後輩やチームの成長に、手を差し伸べられるような人間性を培っていく必要があります。でも逆に、“おせっかいおばさん”にはならないようにも、気をつけなければならないですけどね(笑)。
これからのセールスという仕事への向き合い方
そしてもう一つ、アドウェイズに入社をしてから、なによりも心境が変化したこと。それは、セールスという仕事を、これからもずっと続けていきたいと思ったことです。
冒頭でもお話しをしましたが、正直な話「私はいつまでこの仕事を続けるのか」と自問自答をするなど、進むべき道に対して迷うことは何度もありました。
後輩やチームのために、マネジメントに本腰を入れていく。あるいは、総務や人事など、別の領域の仕事に向き合うという選択肢もあるでしょう。
でも今は「もうやり切ったな」と考えられるようになるまで、自分の力を精一杯出し、セールスの仕事を続けていきたいと、そう強く思っているんです。
その大きな理由としては、自分がロールモデルになり、新しいキャリア設計を作っていけるような人間になっていきたいと考えたから。
広告やIT系のセールスの仕事をしている女性は、30歳を過ぎると、別の働き方をしている方が多いと感じています。しかし私は、40歳、50歳になっても、第一線で動いていたい。そんなロールモデルを作っていきたいんです。
少し前までは、年齢や立場に勝手に負い目を感じていたこともありました。しかし、フラットな目線で考えると、経験を積み、若い人よりもセールスの力が付いてきたと見ることもできます。
つまり、環境の変化や周りの流れに無理に歩幅を合わせる必要はなく、自分の力を思う存分出し、仕事と向き合っていく。気がついたら、また新しい壁を越えることができており、成長を続けている。つまり、環境を変えるのは、やりきってからでも遅くないと思うんです。
そして、自分に対してもっと自信をつけられるように、これからも営業職を極めていきたい。今はそう強く考えています。
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