「好きなものに携わっていたい」─自分に正直に向き合い続けて辿り着いた”居心地の良い”職場 - わたなべなつき
やりたくないことでも、やらなくてはいけないのが仕事。
世の中一般的にはそう言われることも多いかもしれません。しかし、ストレスを抱え続けていけば、もともと好きだったことまで嫌いになってしまうかもしれない。そうした危機感を抱えながら、自分の「好き」に向き合い続けてキャリアを選択してきたのが、現在、UNICORNのマンガ広告の運用業務を担当する、わたなべなつきです。
スーパーのレジ打ち、コールセンター、スマホアプリ攻略サイトのライターなど、さまざまな職種で経験を積んできた、彼女のこれまでを紐解きます。
小さな頃から抱いていた「書くこと」が好きという気持ち
私がUNICORN株式会社の前身、Bulbit株式会社に中途入社をしたのは、約5年前(2016年)のこと。
メンバーの中でも、私は異色の経歴なのかと思います。地元の神奈川の高校を卒業し、スーパーの新入社員として社会人生活をスタート。当時は特にやりたいことがなく、高校の3年間スーパーでアルバイトをしていた経験を活かし、“その流れ”で就活を始めました。
そのスーパーでは4〜5年働き(思い返すと結構長い!)、退職した後は、1年ほどコールセンターで派遣社員として勤務。この頃からうっすらと、“執筆の仕事”をしてみたいと考えるようになりました。思い返すと小さな頃から「何かを書くこと」が好きで、いつかそんな仕事をしたいなと思っていたのです。
そしてちょうどその頃、いや、スーパーで働いていた頃でしょうか。少し記憶が曖昧ですが、スマートフォンのとあるアプリゲームにハマっておりまして。あの“パズルをしながら同じ色の石を消す”ゲームに、ドがつくほどハマっていたのです。攻略サイトを見ては課金を繰り返すほど、まさに“熱中”していました(私はいったいいくら課金したのだろう)。
そんな際、その攻略サイトで求人情報を見つけたのです。内容は、昔から興味があった文字を書く仕事である“ライター”。すぐに応募をし、面接では担当者にパズルゲーム、そして書く仕事への熱量を思いっきり伝え、それが功を奏したのか、正社員として雇ってもらえることになったのでした。
生まれて初めて、自分が好きなものに仕事として携わることができる。しかも、書くこともゲームも、2つも好きなことが重なっている。その時は「私はなんて幸せな人間なのだろう」と思ったほどです。
ただ、詳細は省きますが、仕事を続けていくうちに、段々と自分のやりたい方向と会社の考えが異なっていることがわかり、自問自答をする毎日に。やりたくないことでも、やらなくてはいけないのが仕事とはいえ、このままストレスを抱えて続けていけば、もともと好きだったことまで嫌いになってしまうかもしれない。そう限界が来たところで、退職を決意したのでした(本当に怒涛の1年間でした)。
退職後は知り合いに声をかけてもらい、ここでUNICORNの前身の会社であるBulbitに入社。UNICORNの現・取締役の井上さんが手掛けていた”Oct-pass”というサービスにて、記事コンテンツを作る仕事をさせてもらうことになります。ここでまたライターとして、新しい気持ちで仕事ができるかもしれない、そう思って入社を決めたのでした。
UNICORNで感じた仕事をする上での“居心地の良さ”
ライターとしては二社目ということもあり、Oct-passではフラットな気持ちで仕事に望むことができました。また会社の“事業に対する信念”がしっかりしており、そしてその信念に私も深く共感することができ、とても気持ちよく業務を進めることができました(そんな井上さんの深い記事はこちら)。
ただ、Oct-passは入社から数年後、事業を譲渡することに。それにより私はUNICORNに配属されます。広告運用の仕事を任されたのは、そこが初めて。もちろん最初はうまくいかないことも多く、現在もそこまで自信があるわけでは決してありません。
ただ、自分が考えた広告運用がうまくいき、数字を作ることができた時はとても気持ちが良いものです(本当に嬉しいんです)。そして、売上という数字が明確に表れる仕事のため、とてもやりがいのある仕事だとも感じています。
なおUNICORNで働いていて、最近思ったことが一つあります。それは、私は案外仕事をする上で、“居心地の良さ”を重視しているということ。
今になり、好きなことを仕事にしているか否かよりも、一緒に働くメンバーや雰囲気、事業の軸がブレていないかなど、働く上では“居心地”がいかに大切なことなのかに気づいたのです。
特にUNICORNはメンバー同士の距離が近く、良い意味でアットホームな職場だと感じています。開発、営業、経営陣、などのコミュニティが分かれておらず、私たちはUNICORNという一つのチームで動いているんだなと思えることができるのです。悩みもメンバー間できちんと共有することができ、それに対して否定をする人が全くいない。本当に良い環境だなと思います。
ちょっと自分の会社を褒めすぎたかもしれません。ひとつ要望があるとすれば、男性社員ばかり在籍しているイメージが強いので、もっと女性社員が増えるといいですね(笑)。
ユーザーに“嫌われない”広告を追求していきたい
これからはUNICORNのメンバーとして、担当している事業の規模をさらに大きくしたいと思っています。それは働いていく中で「まだまだ挑戦できる!」と感じることが多々あるから。
“広告は嫌われ者”というイメージはどうしても付き物。特に私が現在担当をしているマンガ系の広告は、いまだに過激なクリエイティブのものがネット上に蔓延しています。ユーザーに嫌な思いをさせることがないよう、私たちはさまざまな手法を使い、しっかり効果も出せる広告を届けていきたい、今はそう強く思っています。
なお、UNICORNは私が配属された当初は、ゲーム案件の広告配信のみを受注していました。しかし、現在は漫画、VOD(ビデオ・オン・デマンド)などのアプリに加え、WEB案件や、そしてグローバルへも展開が進んでいます。
そのような大きな“軸”を今後も増やし、UNICORNが業界に与える影響がもっと大きくなってほしい。チームみんなでUNICORNを大きくしていく、それが、今の私がやりたいことの一つです。
皆さん、今後ともUNICORNをどうぞよろしくお願いいたします。