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生涯現役を貫きたい。アラフィフの私が決意したUNICORNで働くという選択肢 - 椎橋紀行

インターネット業界にいる限り、生涯現役を貫きたい──

そう語るのは、UNICORNメンバーの中でも社会人歴が長くベテランの域に入る椎橋紀行。しかし彼は「だからと言って、偉そうにはしたくもないんです」とも話します。

さまざまなキャリアを重ねたうえで、UNICORNで働くという選択肢を選んだのはなぜか。過去の経験を振り返りながら、本人の言葉で紐解いていきます。


キャリアの至る所で "想定外" を体験・目撃してきた社会人生活

はじめまして。UNICORNの椎橋と申します。

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、UNICORNはCEOのやましょーさんを筆頭に、若手のメンバーを中心に構成されている、まだ創業10年にも満たない若い組織です。

そのため、この記事をお読みの方の中には「なぜこんな中年のおじさんがUNICORNにいるのか?」と疑問を持つ方もいることでしょう。

かくいう私も、まさか残り長くないキャリアの中、改めてベンチャー企業に入社をするとは思ってもいませんでした。

私が社会人としてのキャリアをスタートしたのは今から20年以上前のこと。

年齢は非公表のため、詳しいことをお伝えすることはできないのですが、初めて触ったMacは”Power Mac”だったということは記しておきます。

デザイン会社、印刷会社、広告会社、そしてITベンチャー企業を数社ほど。この20数年間、振り返れば意外にも、それなりにさまざまな業種を渡り歩いて働いてまいりました。

2001年頃のこと。私は、旅行会社のパンフレットを作る広告会社で働いていました。

この年は、アメリカ・ニューヨークで同時多発テロが起こった年。ゆえに、世界各国の航空会社の運行が大混乱となり、クライアントのほぼ100%が大打撃。私が働いていた会社も、経営が続けられない状況に陥りました。

その後、私はヒルズ族に憧れて(死語!)六本木ヒルズに本社を構える、とあるベンチャー企業に入社。信じられないような出来事を目撃します。

2006年1月、世間を賑わしたあの企業さんの事件が起こってしまったのでした。

ヒルズ族だった頃(KLab時代)のコピー

▲ヒルズ族だった若かりし頃の私

私はその会社で働いていたわけではありませんでしたが、当時、ビルに突撃する東京地検特捜部を待ち構えている取材カメラがズラ〜っと入口に並んでいるところを眺めていたのを覚えています。

そう、長年働いているとこんな風に、思いもよらない事件や体験が身近に起きるものです。

仕事において成績の良い時や悪い時もありますし、転職先で昇進したり、廃業したり。ときには昔かたぎの職人さんに深夜呼び出されたり、お客様の担当者に「グー」で殴られたり、、、(以下自重)想像もできないことがたくさん起きるものなのです(笑)

私がUNICORNという若い企業に入社したのも、その頃は全く想像していない未来だったのですから。

生涯現役を貫くために、本気のものづくりをしたい

0から1を構成する……簡単にいうと、“ものづくり”に興味を持ったのは、幼少期の頃だったと記憶しています。周りの子供たちが外で走り回っている中、私は一人自宅にこもり、レゴブロックでひたすら遊んでいるような子供でした。

そして、ある時思ったのです。キャリアも重ねてきた今、きちんとものづくりに向き合い、投資をし、チームメンバー全員で取り組んでいる会社で働きたい。自分は今まで、本気の物づくりをしてこなかったのではないか、と。

そうして見つけたのが、UNICORNでした。

UNICORNの第一印象は、とにかくCEOのやましょーさんが面白そうな人だなと。金髪で若くて、エネルギッシュ。この人は目の付け所やセンスが良い!これは自分たちの手で本物にしたい!と、直感で感じたことを覚えています。

もちろん、企業として高い目標を持っており、自分が掲げていた前述の条件にフィットしたということも、入社したいと思ったポイントです。

ただ、その当時のUNICORNは、今よりも売上規模も小さく、先行きがどうなるかも不明な状況でした。

私には家族もいる。そして年齢も決してフレッシュではない。ゆえに、自分の直感を信じて若い企業に飛び込むことに、まだリスクを感じていたのです。

その時、私は20年近く前にとある企業で働いていた頃のエピソードを思い出しました。

当時はまだ会社のPC環境といっても5人で1台を共有していたり、ISDN回線でのダイヤルアップ接続が主流だった頃でした。そんなとき、たまたま観ていたテレビ番組の特集で、米国のアマゾンやゼネラルモーターズの先進的な取り組みが紹介され、日本でもある企業(今では誰もが知っている "某カードマン"の会社さん)が、ネットで市場を開くといった内容を目にしたのです。

私は、その翌日「インターネットでEコマースが来る…!」と社長に熱弁を振るいました。しかし社長はあろうことか「どうせ流行るわけないし、上場ゴールですぐにやめるだろ」と一蹴したのです。その後のEコマース市場の大躍進はご存知の通りです。

私はそのときのことを思い出し、頭の中でこう呟きました。

「新しいことにチャレンジすると、失敗することもあるだろう。しかし社会の変化に対し柔軟に動けないと、沈んでいくだけだ」

そして、妻にも相談せず、他の選考中企業を辞退させていただき、すぐさまUNICORNへの転職を決めたのです。

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▲コロナによるリモートワークが始まる、数ヶ月前のオフィス風景

インターネット業界にいればなおさら、新しい情報や変化に無頓着になれば終わりに近づくだけ。私は、生涯現役を貫くスタンスで動いていきたい。UNICORNは、そんな私の生き方を肯定してくれるはず。

また、プロダクトの開発思想や事業の目指す方向性にセンスを感じ、自分の価値観にも非常にマッチしていました。最終的には絶対に伸びる!との確信をもって飛び込んでいましたね。

新しいことをやり続けることは楽しいし、脳への刺激になる。私にとって、良いこと尽くめですから(笑)

頼れるおじさんとして、組織を縦横無尽に支えていきたい

UNICORNのチームには、私よりひとまわり以上歳の差のあるメンバーもいるため、接する中で価値観の違いを感じることはあるにはあります。しかし、そのようなカルチャーギャップは老若男女問わず、転職をすればどの会社でもあること。

ベンチャー企業のみならず、働き口は国内に数えきれないほどある一方、自分に合う場所を見つけるのはとても難しいことです。

チームメンバーが共通して持つ価値観やセンスに、自分はフィットしているのかどうか。私は働いていく上で、それが一番大事なことだと考えています。

その上で、UNICORNのチームメンバーとして働くことは、自分の考えやスタンスと合っている。そのためいくら若手メンバーが多くても、特に違和感は感じていないのです。

もちろん、仲良く、楽しく、誠実な関係性は保ちたいですが、人として対等にできればそれが一番良いと思っています!そのため、自分がこれまで積んできた経験をフルに活かし、UNICORNメンバーに必要なノウハウを伝え、頼れるおじさんになるために日々奮闘しております。

私の役割をシンプルに言うと、“組織を縦横無尽に支えること”。

上から「ああでもないこうでもない」と言うわけではなく、会社として、あるいは担当者が普段の業務上で困っている事などを解決するための「仕組み」を考え、実際に業務フローに載せて機能させるのが私の役割です。(年配者にありがちな)「声だけ」「やり方だけ」を指示する人にはなりたくありませんからね。

UNICORNは、とにかく新しいことに取り組んでいるし、チームのみんなで作っている会社。そのため、個人のやり方を押し付けることは決して正しくないのです。たとえ間違ったことがあっても自己修正することはできるし、意見を言い合える環境でもある。極論、ほっておいても良くなっていくのかなとも思っています。

とはいえ前述の通り、私の気持ちの上では生涯現役。UNICORNをこれまで以上に大きくし、みんなで作った達成感というものを、一緒に味わいたい。そのために、これからも組織を縦横無尽に支えながら、持っている力を存分に出していきたいと考えています。

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愛犬 "ラルク" とのひと時

そして最後に一言だけ宣伝です。

UNICORNという会社は、私の今までのキャリアの中では、1、2を争うホワイトな環境です。

もちろんベンチャー企業ゆえの未整備な部分は多々あります。でも私にとっては、まだまだ混沌としているUNICORNの雰囲気が肌に合っていますし、ワチャワチャ賑やかなメンバーが、日に日に好きになっています。一緒に頑張りましょう〜ね(ハート)


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