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パフォーマンス向上の鍵 | Apple Search Adsにおけるスクリーンショットの重要性


App Storeにおけるスクリーンショットは、コンバージョンにどれほど価値を与えるのか
。以前リリースした「【2021年最新版】Apple Search Adsの基本知識まとめ - ASA広告運用で抑えておきたい5つのポイント」の記事の中でも少し触れましたが、今回はその重要性と共に、設定する際のポイントと注意点についてまとめていきます。

1. スクリーンショットの変更による影響

以前の記事で触れた内容となりますが、Apple Search Ads(以下、ASA)を配信する上ではTTR(Tap Through Rate:タップスルーレイト = CTR)を意識して運用すること、その上でできるだけ良いTTRを出すことが、重要なポイントの1つとなります。

スクリーンショットは、検索を利用してアプリを探しているユーザーに対して、自社のアプリがいかに魅力的かを伝えるために非常に重要な役割を担っています。

そのため、スクリーンショットの良し悪しは、TTRやCVR、そして入札単価や最終的な獲得単価にも影響を及ぼします。

具体例を挙げると、以下が弊社にて実際に配信した、とあるキャンペーンの数値のグラフとなります。こちらはスクリーンショットの変更前と変更後の数値の推移を記録したものですが、各数値が変更前と変更後とでは明らかに変動していることがお分かり頂けるかと思います。

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当初好調だったこのキャンペーンですが、スクリーンショットを変更した後では、明らかにTTRが下がり(ピーク時比17.75%減)、それにより入札単価や獲得単価が上がっています。

パフォーマンスが悪化したことを受け、スクリーンショットを再変更した結果、パフォーマンスの改善が見られ、再度好調な状態に戻りました。

このように、スクリーンショットの良し悪しはTTRに影響し、それにより入札の優位性が変わり、その後のパフォーマンスにも影響を与えているのです。

また、ASA上のパフォーマンスでこれだけの変動があるということは、他の経路からApp Storeのページを訪れるユーザーにも同様の影響を及ぼすことにもなります。

時間と費用を投資した様々なマーケティング施策により、App Storeへ誘導までは成功したとしても、最終関門であるApp Store上の情報が魅力的でなく、アプリダウンロードにつながらなければ、投入した広告費が無駄になってしまいます。

つまり、ASAの配信においてパフォーマンスを上げるために、ストア内の改善を行う(特にスクリーンショット)ことは、アプリマーケティング全体を改善することにつながると言えるでしょう。

アプリをダウンロードするユーザーが最終的に到達する地点であるApp Store、そこに配信できる唯一の広告メニューであるApple Search Adsは、このような重要な一面もあるのです。

そんなスクリーンショットを少しでも良くしていくためのポイントをいくつか紹介します。

⚫︎ 機能を最大限活用できる枚数を設定しておく。
⚫︎ 動画素材(*App プレビュー)も設定しておく。
⚫︎ 魅力的だと思われる画像を左から順番に設定しておく。
⚫︎ できるだけアプリ内イベントを反映したものをリアルタイムで設定する。

*動画素材は、正式には「App プレビュー」として設定するものになります。ただし、以下では便宜上「動画」と記載しております。
App プレビュー参考URL:
https://developer.apple.com/jp/app-store/app-previews/

スクリーンショットの重要性の次は、設定と表示方法についておさらいしておきましょう。

2. スクリーンショットの設定とASAでの表示方法についてのおさらい

以前にも紹介させて頂いたように、Apple Search Adsの広告が配信される際は、すでにApp Storeに登録されているスクリーンショットが、以下のように表示されます。

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基本的に、App Storeに登録されているスクリーンショットは、左から順番に表示されることになります。(横型動画/画像の場合は一番左に登録されているものがデフォルト表示となります)

また、必要枚数を満たしオーガニックの検索結果がもともと一位となっているワードであれば、以下のように広告表示部分とオーガニック表示部分に、それぞれ異なった動画/画像が表示されます。

⚫︎ 必要枚数
(1) 縦型動画・画像を6枚以上設定した場合
(2) 横型動画・画像を2枚以上設定した場合
(3) 縦型動画・画像3枚、横型動画・画像1枚の場合   
(例:スクリーンショット3枚+動画1つ)

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この場合、広告表示部分+オーガニック表示部分で、端末の画面を占める形で露出ができるため、ユーザーのファーストビューを占有することになります。

この方法を利用すれば、オーガニック検索結果の2位以下がほぼ見えなくなり、ユーザーへのアピール度が増します。ゆえに、上記の必要枚数は必ず満たすことができるよう、設定されることをオススメします。

現時点で、必要枚数を満たせていないタイトルがあれば、これを機に必要枚数を満たせるよう、スクリーンショットの追加設定をしてみてはいかがでしょうか?

【注意事項】
⚫︎ 各種素材は、「横型動画→縦型動画→横型画像→縦型画像」の順で優先表示されます。  
⚫︎ 広告面にはエンゲージメントが高いクリエイティブが表示されます。  (※エンゲージメントはTTRなどが関係しますが、詳細は非公開となっております)
⚫︎ 以下のような組み合わせの場合、1枚目の縦型に合わせる形で横型の画像も、90度傾いて縦に表示されるようになりますので、そのような組み合わせは非推奨となっています。「縦動画+2枚目・3枚目が横画像」 「1枚目が縦画像+2枚目・3枚目が横画像」等

3.ASAのCreative Sets機能の活用について

ここまで、ASAにおけるスクリーンショットの概要とその影響について触れてきましたが、アプリマーケティング全体に影響を及ぼすスクリーンショットを改善していくにあたり、ASAでは『Creative Sets』という機能があります。

どのような機能かというと、App Storeに多数設定しているスクリーンショットの中で、実際のどの動画/画像(とその組み合わせ)が良いのかを検証する、ABテストができる機能となります。

デフォルト表示を除いて、ほかに試してみたい、検証してみたい動画や画像(とその組み合わせ)を任意で設定し、並行して配信させることで、それぞれの数値を計測することができます。

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任意の動画や画像(とその組み合わせ)を設定し、一定の期間や金額を配信した結果のパフォーマンスデータを見ることが可能になります。要するに、比較検討をすることで、どのような動画や画像が良いのか、あるいは悪いのかの検証を行うことが可能になります。

この機能を有効活用することで、ASAでのパフォーマンスを改善しつつ、App Storeのページの最適化にもつなげていくことができます。

また、この機能をアプリの予約注文の段階から利用することも非常に有効です。

ASAでは、アプリの予約注文の段階から広告配信が可能です。 ただし、この場合は、CPT(タップ単価)を最適化するかたちでの配信(*)となりますが、より効率の良い配信を行う上でも、スクリーンショットの最適化を図りつつ、TTRを上げて入札を優位にしていく必要があります。(*予約注文の配信では、ASA上では予約数が確認できないため、CPTでの最適化となります。) 

そのためにCreative Setsを利用して、スクリーンショットの良し悪しを検証していくことで、TTRの改善に活用することが可能ですが、それに加えて、予約注文の段階からスクリーンショットを改善し、より良いものを設定しておくことで、アプリリリース後の配信をより有利に進められることにつながります。

4.まとめ

App Storeのスクリーンショットは、ASAにおいて良いパフォーマンスを出すための重要な要素の1つであり、実際の配信結果の数値をもとに改善しながら運用していくことを推奨しております。 並び順や素材の種類(動画・画像)にも気を配りつつ、必要な枚数をしっかり設定しておくことで、より良い結果につながりやすくなります。

また、ASAの既存機能である『Creative Sets』で、任意の動画/画像をABテストし、良し悪しを検証することができます。 これらを駆使してスクリーンショットを改善していくことで、ASAのパフォーマンスを上げ、さらにはApp Storeのページを最適化することなり、最終的にはアプリマーケティングの効果を最大化させることにつながります。そして、この施策を予約注文時から実施することで、より効率の良いマーケティングを行うことができるのではないかと思います。

これを機に、マーケティング施策の1つであるApple Search Adsを配信しながら、App Storeのページの最適化とアプリマーケティングの底上げを行ってみてはいかがでしょうか?


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