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反骨精神で戦ってきた。タイピングすらまともにできなかった元美容師の私が、インターネット広告業界で働く理由 - 池田奏美 -

UNICORNは2019年より、グループ会社である株式会社アドウェイズと共同で、ブランド広告主(グローバルに展開している大手企業)向けの広告運用事業に取り組んでいます。

今回のCAREER STORYでフォーカスをするのは、このチームでUNICORNの運用担当として働く池田奏美

本記事では、彼女自身でキャリアを振り返りながら、仕事への向き合い方、価値観、そしてこれからの展望を語ります。


▲2022年末に部署内MVPをいただきました!当時のオフィスエントランスで撮った一枚

はじめまして、アドウェイズの池田奏美です。現在は、ブランドマーケティングチームに所属し、UNICORNのブランド広告領域事業を担当しています。

これまでの経歴を簡単に説明すると、私は美容学校を卒業後、美容師として約3年半働き、その後キャリア転換を経て、IT広告業界で働くこととなりました。アドウェイズには2022年4月に入社し、同業界で二つ目の職場となります。

なぜ、美容師だった私が、急に方向転換をし、仕事内容を変えたのか。大半の方はそう疑問に思うことでしょう。昔の私だって、今の私の仕事内容を知ったら、驚くだろうなって思います。

美容師だった私が、IT広告業界を目指すまで

栃木県で生まれ育った私は、地元の美容学校で技術を学び、国家資格を取得したのち、東京の美容室で働き始めました。

美容師を志した理由は、当時、ファッションや美容などの、いわゆる「キラキラした仕事」に憧れがあったから。また、せっかく美容師になるのならば誰にも負けたくない、そして東京で働きたいと思い、学校では必死になって勉強をしました。

美容師の仕事は一般的に「大変だ」と言われますが、振り返ってみると実際にその通りだと今でも思います。専門学校で学ぶ知識や技術は、あくまでも国家資格取得を目指すためのもの。実践の現場で求められる技術とは異なる部分もあるため、美容室に就職をしたら、改めて学習をしなければならないことだらけです。また、スタイリストデビューをするには、アシスタントとして働きながらコツコツと技術を磨いていく必要があります。

▲デビューを目指して日夜練習に励んでいる私

そうした状況から早く抜け出すため、私はいち早く自立をしたいと考えていたのですが、同時に高度な技術を習得した上でデビューをしたい、という気持ちも抱いていました。そのため、アシスタントとして2年ほど働いたのち、業界内で影響力のある、規模の大きな美容室に転職をすることとなります。

働き始めると、日々が驚きの連続でした。その美容室は技術的にも業界トップクラスだったのですが、Instagramの個人フォロワー数がデビューに影響を与えるなど、積極的にマーケティングにも取り組んでいた美容室だったのです。

月に何度も講習が行われ、そこでは写真の撮り方や枚数、SNSへの最適な投稿タイミングなど、多くのことを学んでいきました。こうした取り組みは、今考えると当たり前だと思われるかもしれませんが、2016年当時は、とても先進的な試みだったんです。

結果的に私はその美容室で多くのことを学び、無事デビューを果たすことができました。

▲美容師時代は髪の色をコロコロ変えてました

こうして昔からの夢を叶えた私でしたが、私はそれまでのキャリアを捨て、全く関わりのなかったIT広告業界にチャレンジをすることとなります。

挑戦を決意したのは、ふとしたきっかけでした。ある時、IT企業や商社など、別の業界で活躍をする友人たちと食事をしたときのこと。私は周りのみんなが楽しそうに話す仕事の話題に対し、ほとんど参加することができなかったのです。正直、何を言っているのか、さっぱり分かりませんでした。

とはいえ、違う世界で働くみんなに対し、知らない、分からない、というだけで壁を作りたくないな、とも思ったんです。そして同時に、悔しいけれど、私もみんなと同じような世界でチャレンジがしたい。もっと仕事ができる人間になりたいと、強く思ったのでした。

後日、調べていくうちに、インターネット広告業界や、WEBマーケティング業界に対し興味を持つようになり、日に日に本気で挑戦をしたいと考えるようになっていきました。美容師として培った、SNS運用のスキルも、もしかしたら役に立つかもしれない。つまりこの仕事は、自分に向いている仕事なのではないかと、そう感じることもありました。

ただ、専門学校を卒業し、国家資格を取り、スタイリストとして頑張っていける自信や技術も付いた今、本当にキャリアを変えて良いのだろうか……と、さすがにこの時ばかりは本当に選択に迷いました。しかし、考えれば考えるほどチャレンジをしたくなり、結果、退職することを決めたのです。

この決断に対しては、周囲から「無理だよ」「もったいないよ」などといった、ネガティブな声がたくさん聞こえてきました。確かに、それはその通りだと思います。当時の自分は、PCの電源も付けたことがないレベルの素人だったので、そう言われても仕方がありません(笑)。

ただ、昔から私は、自分の立場が不利な状況になればなるほど「やってやるぞ!」「負けてたまるか」といった強い感情が、どんどん燃え上がってくるんです。

そんな反骨精神を武器に、これまでも前だけを見て、進んできました。美容学校に進学する時も、上京をした際も、周りからは「もっと別の道もあるんじゃない?」と言われましたが、どんな時も自分を信じ、新しい道を切り拓いてきました。そのため今回も、がむしゃらに頑張ろう、大丈夫、私なら絶対上手くいく、と言い聞かせ、新しいチャレンジに向かっていったんです。

初のIT広告業界へ。最初はタッチタイピングから学んでいった

こうして美容室を退職した私は、未知なる業界への就職活動をスタートさせました。

しかし、当たり前ですが、熱意があるだけではなかなか上手くいかず、箸にも棒にも引っ掛かりません。想像と現実の違いにショックを受けながらも、ひたすら履歴書を送り続けていく、そんな日々が続いていきました。

運良く通った面接でも「あなたを採用するメリットは何か」と頻繁に聞かれました。

最初は答えに迷い、言葉に詰まっていましたが、場数を重ねていくうちに「美容師経験があるので、御社の美容系商材は任せてください。国家資格も取るくらい、ガッツだけはあります!」と、スキルを持っていないなりの、自分らしい返答ができるようになりました。

その後、時間は多少かかりましたが、いくつかの会社から内定をいただくことに成功。内定の承諾をした時は、本当にホッとしたことを覚えています。

新しい職場での主な業務は、アフィリエイト広告の運用業務でした。しかし、パソコンをまともに使えない私にとって、その仕事はとてもハードルの高いものです。そのため、入社当初はひたすらタッチタイピングの練習をするなど、本当に本当の基礎的なところから学び、仕事を行うことになりました(振り返れば、こうした教育の時間をわざわざ割いてくれた前職の皆さんには、本当に感謝しています)。

その後、約3年半にわたり、学んだことを実際の業務に応用しながら、自分の仕事に対する自信を高めていきました。当然、多くの困難やミスも経験しましたし、最初は理解できないことばかりで苦労もしましたが、働いていくうちに自分の得意なことが自ずと解るようにもなり、やりがいや充実感を感じながら、働くことができるようになりました。

アドウェイズは面接の時から、親身になって相談を聞いてくれた

その後、働いていくうちに私は、もっと大きな、誰もが知っているような「ブランド広告」に携わる仕事がしたいと感じるようになっていきました。

もともと、IT広告業界を志した時から、そのような想いはあったのですが、当時の私のスキルや経歴は大手広告代理店への応募基準にすら達していなかったため、諦めざるを得ませんでした。しかし、実務経験を3年半積んだ今なら、やりたい仕事ができるのではないか。そう考え、転職活動を始めたのです。

当時、いくつかの企業の選考に進んでいたのですが、中でもアドウェイズはダントツで、親身になって自分に寄り添い、私のキャリアを考えてくれた企業でした。

▲現在のチームメンバーとの集合写真(私は後段の右から4番目)

面接では、自分のこれまでの経歴を真剣に聞いてくれると共に、雑談なども交えながら、同じ目線で私と接してくれたことを覚えています。当時は「まさか、試されている?」と疑心暗鬼にもなりましたが、今考えると、本当に自然体で話してくれていただけなのだと感じます。実際に働き始めてからも、そのイメージは全く崩れていません。

ただ、業務内容には最初は戸惑いもありました。現在は少しずつ慣れてきましたが、広く知られる大企業の広告を担当することは、やはり大きな緊張を伴うからです。それでも、この経験は私にとって非常に貴重であり、前職に比べ、成長スピードも驚くほど速いと感じています。今は、日々新たなことを学びながら、将来、私のスキルや可能性が広がっていくことに非常にワクワクしています。

もっと「仕事ができる女性」になりたい

▲アドウェイズではたくさんの優秀な女性社員が活躍しています

近い目標は、まずは目の前の仕事を一つひとつ、ミスなく正確にこなすことを心掛け、そして視野を広げてより成長をしていくことです。

同時に、私はもっと「仕事ができる女性」になりたいと強く思っているんです。

以前の職場では、恥ずかしながら自分は、仕事ができると自負をしていたのですが、アドウェイズに入社をしてみて、話術に長けた人、技術やスキルに秀でた人、頭の回転が速い人など、仕事ができる人とたくさん出会い、自分を過大評価していたことに気づかされたのでした。

さらに、この職場では、優秀で活躍する女性がたくさんいるんです。私もそうした「仕事ができる女性」の一員になりたい、そのためにも、今後は自分のスキルをさらに磨き上げ、周りから信頼される存在になることを目指していきたいと思っています。

将来、またこうして自分のキャリアを振り返った際に、充実感や成果を感じていると嬉しいですね。これからも、自分の選択を信じ、反骨精神で頑張っていきます。


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