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答えがないから面白い。18年経って気づいた、アドテクの魅力について - 弓座良隆 -

UNICORNで働く社員一人ひとりにフォーカスを当て、どんなキャリアを経て、いま何を信じて働いているのかを、それぞれの言葉で語ってもらう「Career Story」。

今回、登場するのはUNICORNのシニアアドオプティマイゼーション コンサルタント弓座良隆です。

大学を卒業後、営業マン、メディアレップ、アドテク領域のプランナーなど、さまざまなキャリアを経てきた彼が、なぜ今、UNICORNで働くのか。これまでのキャリアとこれからの思いを、彼自身の言葉で振り返ります。

はじめに。自己紹介と、今回お話したいこと

はじめまして。シニアアドオプティマイゼーション コンサルタントの、弓座良隆です。現在はUNICORNにて、主に“アドテク領域”のコンサルティングの仕事を行なっています。

具体的には、UNICORNを活用して広告配信を行っているクライアントに対し、メディアやアプリの活用方法や、SSP・アドエクスチェンジの役立て方を伝えたり、より良い買付・仕入れ方法を広めたりするなど、アドテクの新たな“価値”を届けています。

なお、今回このような機会をいただき、改めて思い返してみると、自分は、社会人生活約18年間のほとんどを、アドテク・広告領域と共に歩んできたのでした。

そして現在も、UNICORNに所属し、アドテク・広告領域と、真剣に向き合い続けています。

なぜ、この領域は、そんなにも自分を惹きつけて離さないのでしょうか。今回は、自分のキャリアを振り返りながら、この仕事の魅力についても考えていきたいと思います。

広告領域と共に歩んできた、社会人生活の18年間

UNICORNは、自分の社会人生活において、4社目の企業となります。

大学を卒業後、新卒で入社した職場は、通信回線・機器やOA機器を扱う、当時は「厳しい」ことで有名だった、飛び込みスタイルの営業会社でした。

どのくらい厳しかったのかと言うと……一緒に入社をした20人ほどの同期が、半年後には僕しか在籍していなかったと言えば、うまく伝わりますでしょうか。

今考えてみると、その状況は、相当ハードモードであったと思います。よく「なぜ、そんな環境で4年半も続けられたのか」と聞かれることがありますが、初めて入社した会社だったため、自分はこの厳しさが、社会人たるもの当たり前であると考えていたのです。そのため、転職をした際、自分が働いていた職場環境が特殊だったことに、ようやく気が付きました。

ただ、もちろん言うまでもなく、社会人として大いに鍛えられ、ここで培った経験は今でも存分に仕事に生かされ続けています。そして、広告領域に深く携わるようになったのも、この営業会社がきっかけでした。

当時、私はとあるタイミングで、ネットに広告を出稿する部署に異動をすることとなったのです。その頃の自分は、アドテクの「ア」の字も知らない素人でしたが、だんだんと広告領域に触れ合うことで興味が広がり、専門的に仕事をしたいとも思うようになっていきました。

そうした末、結婚などのタイミングも重なり、転職を決意。当時は主流だった“ガラケー”のメディアレップに取り組んでいる企業に入社をし、新たな道を歩み始めたのでした。

考えてみるとこの頃は、現在に至るまで広告領域の仕事に携わることになるなんて、全く夢にも思いませんでしたね。

なお、念のため説明をしておくと、メディアレップとは、各種メディアを仕入れ、広告代理店や広告主に枠を販売する「広告メディアの卸問屋」的存在のことです。

この職場で改めてネット広告の仕組みと面白さを知り、今後のキャリアに通ずる多くの経験を積むことができました。初めて自分の携帯電話に、関わった企業の広告が配信されたのを発見した時は、ちょっとした感動を覚えましたね。

そして2010年前後、Apple社がiPhoneを発売したことをきっかけに、日本でもスマートフォンを利用することが主流となりました。これにより、広告業界も一気に潮流が変化し、自分もその流れに乗ろうと転職を決意。前職である、SSPを取り扱う企業に入社をしたのです。

この会社では主に、メディアのリクルーティングや、システムのOEMを提供する事業に携わっていました。簡単に言えば、アドテク領域の“営業コンサル”のような仕事です。クライアントにOEMのシステムを提供し、事業展開をしてもらう。自分はその営業とサポートを行う役割でした。

ここでは10年間働いていたため、大変な面も多々ありましたが、その分やりがいや、嬉しかったこともたくさんありました。例えば、担当者が売上を伸ばし、会社から評価されたことを、私のおかげであると感謝してくれたことなどです。

自分の仕事がクライアントの幸せに繋がったことは、とても印象深い出来事ですし、今でも大きな糧になっていると感じています。

UNICORNに入社したきっかけは「アドテクともう一度向き合いたかったから」

入社当初は、社員数は数十名ほどの小さな会社だった前職でしたが、徐々に事業が拡大し、現在では上場もするほど、とても大きな成長を遂げました。

自分自身も、順調にキャリアを積み重ね、裁量権の大きな仕事も任されるようにもなり、後半では、新規事業に携わるなど、アドテク領域から少し距離を置いていたこともありました。

そんな自分が、どうして前職を離れ、UNICORNに入社することとなったのか。

それは、UNICORNが描く理想の広告のあり方と、自分が薄々「業界がこう変化すれば良いな」と考えていた思いが、うまく重なったからでした。

インターネット広告に携わる企業は、どうしても目先の利益に囚われ、短期的な売上を重視しがちです。しかし本来、広告とは、価値ある情報をユーザーに届けるために存在するものであると、私は考えています。

とはいえ、自分がこれまで携わってきたネット広告は、全てが価値ある情報であるとは、到底言い切れません。

私はこうした“罪悪感”を長年抱いており、マーケターとして、いつかきちんとアドテクと再度向き合いたい、もしそんな企業があれば、入社をしたいと考えていたのです。

また、働き始めた頃の前職は、現在のUNICORNほどの規模感でした。そんな会社が10年でどんどんと大きくなっていき、その様を間近で見られるのは、とても楽しかったのです。そしていつか、同じような挑戦ができれば良いなとも思っていたのでした。この考えは、ちょっと贅沢かもしれないですね。

アドテクは「答えがないから面白い」

UNICORNに入社をしたからには、せっかくならば事業にインパクトを与えられるような仕事をしていきたい、エポックメイキング的な出来事に携わっていきたいと、現在は考えています。

ただ、入社をしてからは時間がそこまで経っていないので、まだまだ仕事を理解できていないこともたくさんあります。

そのため、今後は一歩ずつ社員の皆さんとコミュニケーションを取りながら理解を深め、信頼されるメンバーとして、UNICORNを支えていきたいと思っています。

最後に、冒頭で話していた、“アドテク領域の魅力”について、考えたことを少しだけ。

どうしてこの領域は、そんなにも自分を惹きつけて離さないのか。今回、キャリアを振り返りながら考えてみたところ、一つの正解に近づきました。

それは、この仕事には、答えがないんです。

文中でお伝えした通り、広告を配信する過程には、さまざまな要素があります。求められるものも常に変化し、最善の結果を出すためのゴールも、いつも一緒とは限りません。だからこそ、そのために自分が何をすべきかを考えることが、本当に楽しいんです。

そして、もしかしたら、本質を捉えて新しい価値を作り出すUNICORNなら、その答えが見つかるかもしれない、とも思っています。

10年後に自分の仕事をまた振り返った時、何かしらの結果を握っていれば嬉しいですね。その時にはまた、新しいチャレンジをしたくなっているかもしれませんが。


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