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【ASA徹底解説】なぜ、ブランドワードに入札する必要があるのか?

こんにちは。UNICORNでApple Search Adsを担当している今野です。

2023年夏頃からApple Search Adsに関わり、約6ヶ月が経ちましたが、時折、お客様よりこんな声を聞くことがあります。

「ブランドワード(アプリや企業名に関連するキーワード)に入札する必要はありますか?」

結論からお伝え話すると、「ブランドワードの入札は価値が高い」と我々は考えています。

本記事では、お客様よりよくいただく質問や懸念を元に「なぜ、ブランドワードに入札する必要があるのか?」を徹底解説していきたいと思います。


広告費を無駄にしているのではないか?


Apple Search Adsでは、App Storeの検索トップに広告が表示されます。

そうした理由から「アプリを求めていたユーザーが広告をタップすることにより、無駄な広告費用が発生しているのではないか?」という質問をよくいただきます。

例えば、「keynote」というワードで検索した場合、多くのユーザーは「Keynote」のアプリを求めていると考えて間違いないでしょう。

しかし、UNICORNで調査したデータによると、ブランドキーワードのCTR(クリック率)は約24%でした。

アプリを探しているユーザーのわずか1/4のユーザーだけが、広告をタップしているということです。

では、クリック率が低いからといってブランドワードで出稿する意味はないのでしょうか?

競合アプリからブランドを守る


Apple Search Adsでは全てのキーワードに対し全ての企業に入札機会が平等にあります。つまり、貴社の競合他社も貴社のブランドキーワードに広告出稿ができるということです。

UNICORN ASAを活用されているほぼ全てのアプリのブランドワードには、競合他社も入札を行っています。

もし、ブランドワードを配信しなかった場合、検索トップで表示されることはほぼありません。約63%の表示面は奪われることになります。これは、ブランド毀損にも繋がります。

▲ブランドワードを配信しなかった場合(右図)、全て検索トップを奪われる

その他にも以下のようなデメリットが考えられます。

1.競合の広告が最初に表示されることで、潜在顧客は競合の製品やサービスに最初に触れる可能性が高くなる。これにより、自社ブランドのトップオブマインドの地位が弱まる。

2.競合が広告面を取ると、自社のブランドイメージやメッセージングのコントロールが難しくなる。競合は自社ブランドに似たキーワードやメッセージを使うことで、顧客の認識や期待を誤誘導する可能性がある。

先程の例で「Keynote」を探していたユーザーがもしかしたら、他のプレゼンテーションアプリをインストールし、顧客を失う可能性があるということです。

大事なユーザーを取りこぼさないために


以上の理由から、我々はブランドワードに入札する必要があると考えていますが、やるべきかどうかを判断するために、まずは一定期間配信してみると良いでしょう。

インストール数が外部環境で増減しない時期を選び、「配信した期間」「配信しなかった期間」でどれくらいインストールに変化があるかを調査することをおすすめします。

ブランドキーワードに投資することで追加投資が発生すると思われるかもしれませんが、インストール数の増加分が追加投資費用と比較して投資対効果上成立するのであれば、価値のある投資と言えるでしょう。

顕在層(アプリを求めているユーザー)は、あなたのマーケティングKPIにとって、大事なユーザーです。ユーザーの取りこぼしをしないためにも、ブランドワードの配信を強くおすすめいたします。

本記事でご興味を持っていただいた方は、ぜひお気軽にUNICORNまでご相談くださいませ。

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