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事業家の発掘・育成特化型中期インターン「SONOSAKI」-SONOSAKI一期生インタビュー-

SONOSAKI一期生インタビュー

SONOSAKI一期生

SONOSAKIインターンについて知りたい方は下記の記事もご一読ください。

社会に出る前に、新規事業の立ち上げに挑戦を。

──SONOSAKIに応募したのはなぜですか?

田口:
これまで何社か長期インターンを経験しましたが、すでに基盤が整っている事業をさらに伸ばすような、1→100の業務が主でした。そこから学んだこともたくさんありますが、0から何かを生み出す事業開発にも挑戦したいと思ったのがきっかけです。

藤本:
僕は、事業開発に圧倒的に興味があったからです。他にも、事業開発インターンには2社挑戦しましたが、それと比較しても、グループ全体で1000名以上の規模でありながら、社長や役員と近い距離で事業開発を学べるのは、SONOSAKIインターンにしかない魅力でした。また、インターンの集大成として、自分で考えた事業案を、社長や役員に向けてプレゼンできることもすごく魅力的だと感じました。

また、僕は大学4年生なので、すでに就活を経験しており、外資系大手コンサル企業に内定もいただいています。それでもSONOSAKIに挑戦したいと思ったのは、大学生の方が、事業開発という自分のやりたいことに大きなリスクなくチャレンジして、たくさん失敗もして、成長できるんじゃないかと思ったからです。社会に出る前に、新規事業の立ち上げに挑戦をしようと思い応募しました。

金田:
私は、これまで経験したインターンが、データ入力等の単純作業ばかりで、正直あまり楽しくなかったことがきっかけです。与えられたことをやるだけではなく、もっと自分で発案していくようなことがしたかったんです。事業作りには興味があったのですが漠然と難しそうな印象を持っていました。学生のうちから事業開発を学んで実践までできる、これまでにみたことないSONOSAKIを見つけて、純粋に「楽しそう、やってみたい」と思い、応募しました。

4ヶ月間、事業作りのいろはを徹底的に学ぶ

──この4ヶ月、どんな業務をして、何を学びましたか?

金田:
プログラムとして大きく3つ用意されていました。1.座学 2.ケーススタディ 3.事業立案ワーク です。

藤本:

座学では、事業開発に関わる様々なことを学びました。事業開発をする上での基礎となるようなマインドから、デザイン思考やロジカルシンキング等の思考法、決算書の読み方までも学ぶことができました。社長のやましょーさんからアントレプレナーシップについての講義もあり、どの座学内容も事業を進めていく上で必要でした。

田口:
大学ではこういうことを学ぼうと思っても学べなかったので本当にありがたかったよね。

藤本:

座学で学んだことを練習する場として、ケーススタディが4,5回ありました。
ここでは学んだことを活用して、市場分析をしたり、他の企業の戦略を考えたりするワークを行いました。

そして、座学やケーススタディで血肉化したことを使う場として事業立案ワークが存在し、ここでは2つのことを行いました。

1つ目は、UNICORNの新規事業開発ユニットで既に動いているいくつかのプロジェクトに携わり、2つ目は、自分たちで0から新規事業を立案しました。

──なかなか本格的ですね。1つ目で携わったプロジェクトはどんなものですか?

藤本:
かなり実践的なことをさせていただきました。
1つ目の方で、僕がメインで携わっていたのは、全社へのAI導入/促進です。具体的には、社員が現在行っている単純作業をAIがこなせるようにし、社員が考えなければいけないポイントに集中できるようにするということです。どうすればこの事業がうまくいくかを考えることが楽しかったし、自分の意見が企業の全体戦略に反映されることがとてもやりがいでした。さまざまな方と関わって進めていくので、「自分のペースに周りを巻き込む力」の重要さを学びました。

田口:
僕は藤本くんとは別のプロジェクトで、O3 TRUCKという、アドトラック事業のデザイン全般に関わらせていただきました。クライアント向け説明資料やサービスサイトのデザイン設計から制作まで行いました。

田口さんが作成したサービスサイトの画像
田口さんが作成したサービスサイト

その中で「与えられた業務を自分事化すること」の重要さを学びました。
正直最初はただ、言われたことをやるだけだったのですが、室長やメンターからフィードバックをたくさんもらう中で、「与えられた業務をこなすだけじゃ、本当にいいものはできない」ということに気がつきました。それからは、だんだんアドトラックの事業を自分事化することができて、「自分だったらこうするな」「見る人にとってはこうした方がいいな」と、考えることが増えました。

金田:
私も、田口くんと同じでO3 TRUCKの立ち上げに携わりました。その中で、私は機能面の開発をメインで行なっていました。具体的には、AIカメラの設置検証や広告効果が最大となるようなアドトラックの走行ルートのプランニング、クライアントに提出するレポーティングの作成など様々なことを経験させていただきました。

その中で、スピード感を持って業務を行うことの重要性を学びました。私は、一つのタスクで結構時間がかかってしまうことが多かったのですが、100%の状態ではなくとも逐一共有し、他の人の意見を聞くことで、事業が思いのほか進んだりすることがたくさんありました。

──社員と同じような仕事をしていたのですね。 事業立案ワークの2つ目は?

藤本:
2つ目は、チームに分かれて自分たちで0から新規事業を立案しました。4ヶ月のインターンの集大成として、学んだことをもとに自分たちで事業案を考案し、役員や社長のやましょーさんへのプレゼンをさせていただくというもので、実際に事業として実現できる可能性が高いと判断されれば、実際に事業化まで進ませてもらえます。

田口:
この規模の会社の役員や社長に自分たちが作った事業をプレゼンできる機会はなかなかないので、その人たちが度肝を抜くような事業を作りたい一心で事業を考え抜きました。

金田:
議論が白熱しすぎて、気づいたら朝になってたこともあったよね笑

藤本:
そうだね笑
その中で僕は、「やりたいこととやるべきことは違う」ということを学びました。やりたいことを追求することも素敵ですが、やりたいことや好きなことに執着しすぎるとバイアスかかってしまい事業としての方向性がずれてしまうこともあるので、事業を伸ばすためにも、いかにやるべきことをやれるかが大事だと学びました。

田口:
事業のアイデアが思いついてからは、事業に関連する他企業を片っ端から調べました。座学で学んだ「リサーチ/顧客インタビュー」を生かしながらさまざまな企業とお話をする中で、協業の可能性がある企業を見つけることもできました。座学で学んだ内容をすぐに実践で使うことができたので改めてSONOSAKIはよく考えられているなと思いました。
最終プレゼンでは良い評価をいただき、実際に今、UNICORNで事業化に向けて進めることができています。

──すごい!本当に事業化することができたのですね!

田口:
はい!4ヶ月前の自分では不可能に近いことだったので、SONOSAKIに参加して本当によかったと思います。

労働力ではなく、戦力としてのインターン。大学生という肩書を捨ててフラットに評価してくれる環境がそこにあった。

──他のインターンとSONOSAKIインターンを比べて、違うポイントはどこですか?

田口:
全体を通して一言で言うと「稀有な経験をさせていただけること」です。
SONOSAKIでは、普通の大学生活を送っていては経験できないことをたくさん経験させていただきました。具体的にいうと色々あるのですが、業務レベルでも社員の方々とほぼ同じ扱いをしていただけました。以前所属していた長期インターンでは、お客様に決められた提案をするだけだったので違いをより感じました。

藤本:
グループ全体で1000人以上が所属している企業で、ここまでの事業開発ができるインターンは、僕が知る限り世の中にないと思います。
社員の皆さんが僕たちのことを、大学生という肩書を捨ててフラットに評価してくれます。立場や年齢など関係なく、事業内容さえよければ、実際に事業をやらせてもらえる。学生を安価な労働力としてみなしているインターンが世の中に多い中、がっつり新規事業の中枢に戦力として関わることができる。インターン生が、社長や役員と会議をして、1人のメンバーとして接してもらえる環境は、他にはないと思います。

金田:
私が感じたのは、社員の方からの「ちゃんと気にかけてもらえる実感」です。質問してもすぐに丁寧な返事が来て、自分のレベルに合わせてすごく親身になってくれました。
最近では、就活の話やプライベートの部分まで、色々と面倒をみてもらっていて、本当にありがたく感じています。

──SONOSAKIインターンで一番印象に残ったことはありますか?

金田:
自分たちで考えた事業案の中間発表で挫折したことが印象に残っています。私が中間発表で用意したもののクオリティが、マネージャーやメンターの期待値とはほど遠いものでした。結果的に、50点満点中、9点だったことがとても悔しかったです。

あとは、仕事が終わってから、みんなでピザを買いに行って、メンターの岡さんやマネージャーの足立さんも含めて大富豪を3時間やったことですね(笑) とても楽しかったです。

田口:
大富豪楽しかったね(笑)
僕が特に印象に残っているのは、事業立案ワークの最終プレゼンが終わった後、僕たちの事業案に対して、審査員の皆様が白熱した議論をされていた光景です。大学生だからとか関係なく、一つの事業としてやるべきかどうかを真剣に判断されていると感じました。

藤本:
僕は、マネージャーの足立さんからSlackでいただいたメッセージが印象に残っています。
僕が関わっているAI導入/促進プロジェクトは、社長や役員にもご意見をいただきながら前に進めないといけないです。正直かなりのプレッシャーを感じていた中、ある日、足立さんからSlackでメッセージが届いたんです。

「目的をぶらさなかったら、 怜生の好きなようにしていいよ。もし失敗したら俺が頭を下げるから、 怜生がやるべきだと思うことをやっていいよ」

本当に嬉しかったし、とても信頼していただいていることに感動し、より頑張ろうと思いました。失敗を恐れずに、自分の意見をガツガツ言える環境を与えてくださったことに感謝しています。このメッセージは、スクリーンショットをとって今でもお気に入りフォルダに保存してます(笑)

足立さんからの実際のDM

SONOSAKIを経て感じた変化と成長

──SONOSAKIに参加する前と参加した後で、自分自身やお互いが変わったなと思う点はありますか?

藤本:
僕が変わったと感じるのは、「ある事象に対して未来予測をする癖がついたこと」です。これまでの僕は、課題を見つけてそれをどう解決していくかのみを考えていましたが、SONOSAKIを通して、課題解決力だけではなく、未来を予測した上での課題発見力の重要性に気づけました。

未来がどうあるべきなのか理想を描いて、その未来を実現するためにはどうしていくべきなのか。SONOSAKIではそういった、「未来起点の考え方」を日々考えさせられました。例えば、最近のニュースを渡され、今後それが世の中にどのような影響と変化をもたらすのかをみんなで予想をしたことは、今となっては事業作りにかなり活きたと思っています。

後は、「ぶっ飛び思考」を体現できるようになりました。「常識を常識だと思わず、枠にとらわれない人間になろう」という考えを室長がお持ちで、事業作りの際にも意識していました。それを「ぶっ飛び思考」と勝手に名付けています(笑)。
完全に余談ですが、プライベートでも「ぶっ飛び思考」を思い出し有馬記念(競馬)に30万かけてみました。

田口:
藤本くんは柔軟性が変わったよね。言い方を選ばずにいうと、SONOSAKIが始まって直後は何となく、「自分が正解だ」っていう雰囲気を感じてたんだけど、数ヶ月たつと「他にもいろんな考え方がある」って風に、様々な視点でみるようになった気がします。

僕自身が変わったと感じるのは、物事を構造化して見るようになったことですかね。事業開発はとにかくやることが多すぎて、目の前のタスクをただこなすだけじゃ、一向に前に進めないんです。それに、僕1人ではなくいろんな人と関わりながら進めていくので、構造化して考えることを意識してからは、業務効率がよくなったと思います。

それから、SONOSAKIでは事業開発だけではなく、人との関わり方も学びました。業務では多くの社員さんと関わりますし、SONOSAKI一期生が全員が初対面ということもあり慣れるまで難しかったですね。自分の伝え方を変えてみたり、工夫する大切さを改めて学びました。

藤本:
田口くんは吸収力がさらに上がったと思う。元々、教えてもらったことを吸収する力がすごかったけど、最近は1個学んだら100個できるようになってる気がします。

金田:
私は、、、何だろう(笑)

田口:
金田さんは、意見をたくさん言ってくれるようになったよね。最初の方はあんまり言ってくれなかった気がする。

金田:
確かに。最初の方は、与えられた仕事を自分事化できてなかったんです。
正直、任されたものを受け身でやっていただけだったんですが、SONOSAKI一期生や室長,メンターと関わる中で、だんだんと事業を自分事化していくことができて、最近は、以前よりも自分の意見を言えるようになりました。

何度も壁にぶつかって、何度も乗り越えた。

──SONOSAKIで苦しかった瞬間はありますか?

田口:
自分では100点だと思っていたデザイン案をマネージャーの足立さんに見せたら、「微妙」って言われた時です。その時はすごくショックで、正直ムカつきました(笑) でも、足立さんは「微妙」の理由を全部言語化してくれて、その理由に全て納得ができたんです。少しでもムカついてしまった自分がすごく恥ずかしくなりました。足立さんのフィードバックを一つ一つクリアしていくようにデザインを修正していったら、徐々にデザインがよくなるのが目に見えて実感できました。今の自分があの時のデザインを見たら10点くらいです。それくらい成長することができました。

藤本:
僕は「80点を目指す思考やめろ」って言われた時です。
事業開発の中で、全社の社員の皆さんにインタビューをさせていただく機会がありました。僕は何も考えず、ある程度余裕のあるスケジュールを組んでいたら、「80点を目指す思考をやめて、お前のペースに巻き込め」というアドバイスをいただきました。そのアドバイスが本当に的確で、納得感がありました。

SONOSAKIでは、壁にぶつかってもメンターの岡さんやマネージャーの足立さんのおかげで乗り越えられるタイミングが定期的にあるので、苦しいときもあるけどやりがいがあるし、すごく成長することができています。

金田:
私が苦しかったのは、会議の準備ができていなくて、足立さんに厳しいフィードバックをもらった時ですね。業務進捗を報告する初めての会議で、必要な情報と不必要な情報が見極められていなくて、「何が言いたいのかわからない状態」でした。悔しかったので、それ以降の会議はしっかり準備して挑むようにしています。

他にも、新規事業を進めていく中では本当に泥臭い業務がたくさんあって、先が見えない時も苦しかったです。でも、「こうあるべきだ」という未来や、事業の目的が明確にあり、それを共有した仲間がいたので、苦しい中でもやりがいがありましたし、乗り越えることができました。

学生へのメッセージ

──インターンを探している学生へのアドバイスはありますか?

田口:
興味あることは何でもやってみることです。
僕は元々教師になりたくて教育系の大学に入学しましたが、実際に教育実習に行ってみると、やりたいことと違うかもしれないと感じました。その後、新規事業の立ち上げに興味をもち、インターンを通してやってみると、こちらの方が自分がやりがいを感じやすいと思いました。
なんとなく興味のあることがあったら、一歩踏み出してみて、チャレンジしてみることが大事だと思います。

金田:
私も似ているのですが、思い立ったらすぐ行動してみることです。特にインターンは、応募期間が短いものもあり、悩んでいる間に気づいたら締め切ってしまう場合もあります(SONOSAKIの応募期間は2ヶ月)。なので、直感で、ちょっとでもワクワクしたらすぐ応募してみること。不安でも、入ってみたら自分次第で状況は変えられます。

藤本:
色々な経験をしてみて、自分のやりたいことを早い段階で見つけることが大事かなと思います。僕は就活を経験した中で、「やりたいこと」ではなく、条件だけを見て就活して、内定をゴールにしている人が多いなと感じました。一方僕は、長い目で見て自分のやりたいことにヒットしていないと、うまく行かなくなることが多いんじゃないかなって思っていて。

でも、やりたいことを見つけるって、頭で考えても難しい。だからまずは学生のうちに社会にでて、いろんなことを経験して、視野を広げて、自分に向いているもの、向いてないものをインターンで見つけられることが理想だと思います。そして、SONOSAKIインターンには、その環境があります。

SONOSAKIメンター 岡からのコメント

SONOSAKIは今回が初の取り組みでした。
今回のメンバーは1%の合格率を突破した学生だったので、優秀なんだろうなと思いつつ、インターンが始まって直後は、「大学生として扱わず、フラットに接しよう」ということをかなり意識していました。

しかし、1ヶ月くらい事業開発を学んだ後、SONOSAKI一期生たちが意見を積極的に発言してくれることが増え、自分が思い付かないような鋭い意見やものの見方が増えてからは、いつの間にか、1人の社員として意見を聞くようになっていました。

彼らも最初から全てが上手くできていた訳ではなく、4ヶ月を通し事業開発の能力は勿論のこと人としても大きく成長をしたと考えています。
今悩んでいる学生さん達に伝えたい事としては、何も分からずとも一歩前に踏み出していただきたいです。そうすれば、僕達が全力でサポートをして現在社会で活躍している大人達に負けない力を身につけることができます。

今回メンターを担当した岡さん


SONOSAKIインターンとは

通常の長期インターンのように業務をこなすものではなく、将来起業や新規事業開発を目指す学生向けに、講義とワーク形式で事業開発を学ぶ4ヶ月間の中期インターンです。1%の合格率を突破した少数精鋭の4名のメンバーが選ばれ、インターンに挑戦をします。
4ヶ月間の講義とワークを通じて、最終的には1人で事業を立案できる力を身につけていただき、インターン修了後は、出資を受けて事業化に進む、あるいは弊社のインターン生として事業を手伝うなど、参加者の意向に合わせて検討をします。

次回のSONOSAKIインターンの開催時期は未定ですが、決まり次第お知らせいたしますので、どうぞお待ちいただけますと幸いです。

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