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【2024年最新】初心者向け|Apple Search Adsの可能性と仕組み

こんにちは。UNICORNでApple Search adsを担当している今野です。

先日、UNICORN株式会社に18名の新入社員が入社しました。今回、私は新卒採用担当も担っていたので、入社してくれたことを非常にうれしく思っています。同時に、若手が楽しくやりがいを持って働いてもらうために、会社として何を提供できるか、改めてしっかり考えていかなければならないな、と身が引き締まりました。

UNICORNにおいて、”Apple Search Ads”は主要な事業の一つです。 新卒にもしっかり基礎を学んでもらうため、先日、特別にApple社の方にオンライン講習をしていただきました。

今回は、その内容を記事でまとめたいと思います。

【この記事を読んでもらいたい方】
●  Apple Search Adsを触ったことない方・運用したことない方
●  Apple Search Adsを体系的に学びたい方


「Apple Search Adsをわかっているようで実は理解できていない。だけど人には聞きにくい」「Apple Search Adsを基本から学びなおしたい」

このような方にもおすすめです。

本記事を最後まで読めば、Apple Search Adsにおいて最低限抑えておくべき基礎内容を理解した上で、すぐに運用や配信のチューニングを行えるようになるでしょう。

記事の最後で、Apple Search Adsの理解度を図れ、履歴書にも記載できる「公式認定プログラム」についても紹介しています。

「知らない」ままApple Search Adsを運用し、有効な市場をうまく活用せずに終わるという事態を防ぐため、ぜひ一緒に基礎から学びましょう。


モバイルアプリケーションの隆盛

Apple Search Adsの概要を学ぶ前に、アプリ市場・取り巻く環境について見ていきましょう。

注目したいのは、日本でのiOSのシェア率です。
日本のiOSのシェア率は、OSシェアの67%を占めています。

グローバルにおけるAndroidのシェア率が約70%なので、日本においてiOSがどれほど重要な市場かを改めて確認することができました。

また、App Storeの週次訪問者数は、全世界で6.5億人です。(※)
※出典:https://searchads.apple.com/jp/advanced

これはUNICORNの推計ですが、日本のApp Storeの訪問者数を簡単な方法で推定すると、約3,000万人/週になります。

iOS利用者の約40%が1週間に1度以上App Storeを利用している計算になるため、広告の配信メディアとしてもかなり大規模なことがわかります。

※推定方法
[全世界のスマートフォン利用者数(55.2億人)] * [全世界のiOS普及率(28.5%)] : [日本のスマートフォン利用者(1.1億人)] * [日本のiOS普及率(67%)] = [全世界のApp Store週次訪問者数(6.5億人)] : [日本のApp Store週次訪問者数(X人)]

App Store の検索は、 最もアプリがダウンロードされる場所

注目すべきは、「App Storeのダウンロードが検索から発生: 65%」という数字です。

Apple Search Adsの強みでもある「プロダクトを認知したユーザー」を漏れなく獲得することができるからです。

スマートフォンを使用していれば、多くのアプリ広告やアプリの紹介などを見ることが多いと思います。

それらをクリックすると、直接アプリのプロダクトページからダウンロードが可能ですが、7割近い方が検索を経由し、ダウンロードしていることがわかりました。

なお、「『プロダクトを認知したユーザー』を漏れなく獲得する」Apple Search Adsの強みについては、また別の機会にお伝えするので、楽しみに待っていてください。

プロダクトラインナップは全4種!目的に応じた配信に対応

Apple Search Adsの概要を理解できたところで気になるのが、どのような広告を配信できるのかということでしょう。

Apple Search Adsは、「App Storeで唯一広告を配信できるプラットフォーム」となっており、全部で4つのプロダクトが用意されています。

1.検索結果広告 
検索結果の最上位に表示される最もインパクトのある広告
2.検索タブ広告 
検索タブ内の「あなたにおすすめ(Suggested)」の最上位に表示される広告
3.Todayタブ広告
App Storeのトップページとして最初に表示される広告
4.プロダクトページ広告
アプリの詳細を確認しているモチベーションの高いユーザーに対して表示される広告

課金形式は、いずれのプロダクトもCPT(Cost Per Tap)課金のみとなっています。

各プロダクトの概要について、さらに詳しく解説していきます。

1.検索結果広告

検索結果広告は、初期からあるApple Search Adsを代表するプロダクトのひとつです。

主に顕在層をターゲットとしたプレースメントで、UNICORNを活用しているお客様に100%活用されている広告枠となっています。

「App Store内のリスティング広告」という印象があるかもしれませんが、カスタムプロダクトページを活用することで、検索結果に合わせて表示するクリエイティブを変更し、パフォーマンスを向上に寄与します。

2.検索タブ広告

検索タブ内にある「あなたにおすすめ」の最上位に表示される広告枠です。潜在層の獲得や認知拡大したい場合の利用に向いています。

先ほどご紹介した通り、約7割のユーザーがApp Storeの検索を経由してアプリダウンロードを行っているため、ユーザーが検索行動を起こす前からアプローチできます。アプリダウンロード数の増加だけでなく、ユーザーリーチ、検索数の増加も期待できます。

3.Todayタブ広告

Todayタブは、App Storeのトップページとして最初に表示されるタブとなっており、Todayタブ広告は毎週6.5億を超えるApp Storeの訪問者に対してリーチできる広告枠です。

カスタムプロダクトページを活用することで、 特別なイベントや期間限定のプロモーションなど、キャンペーンを訴求するクリエイティブを表示させることもできます。

広いユーザーにアプローチできるため、潜在層へアプローチしたい場合におすすめです。

4.プロダクトページ広告

プロダクトページ広告は、アプリ詳細をプロダクトページで確認している、ダウンロードに対するモチベーションの高いユーザーに対して広告を表示させることができる広告枠です。

例えば、あなたのアプリと競合するアプリの詳細を積極的に確認し、ダウンロードすべきかどうかを判断するための情報収集を行っているユーザーに表示できます。

また、プロダクトページ広告は、通常のターゲティングに加え、「類似カテゴリ」「相違カテゴリ」「全て」からカテゴリを選択しての配信も可能となっているため、顕在層・潜在層のいずれにも訴求することができます。

マッチタイプ(完全一致、部分一致)は使い分けが必要

マッチタイプ(完全一致、部分一致)とは

マッチタイプとは、キーワードの「完全一致」と「部分一致」のことです。完全一致とは、文字通り「語順通り」のキーワードのことです。

一方、部分一致は、語句の一部や関連する語句を含みます。

Apple Search Adsのヘルプページで詳しく説明されていますが、部分一致では、表記揺れ、誤字、語句を含む、だけでなく、関連する違うワードにも入札をしてしまいます。

マッチタイプについて理解する - ヘルプ - Apple Search Ads

以下は、Apple Search Adsヘルプページの引用です。

場合によっては、アプリと関連性がある外国語の単語が検索に一致する場合もあります。たとえば、「amigo」(友人)という単語は、検索語句「friend」(友人)の部分一致になる場合があります。

このように、類似の検索語句にも配信される場合があり、キーワードによってはパフォーマンスに大きな乖離が生まれる可能性があります。

【パフォーマンスを向上させる運用のコツ】

運用のコツは 「完全一致でキーワードを運用し、部分一致&Search Matchで新しい検索語句を見つける」ことです。

詳細については、Appleの「ベストプラクティス キャンペーン構成」をご確認ください。

推奨アカウント構造

「部分一致」で配信していれば「完全一致」は不要なのでは?と思う方もいるかもしれませんが、知らず知らずのうちに効果の悪い検索語句に配信している可能性があります。

このようなことがないように、推奨のアカウント構造を説明したいと思います。

Appleが推奨するアカウント構造は、次の2つです。

  1. 広告グループ(属性)ごとにキャンペーンを分ける

  2.  1つのキャンペーン内で、キーワード属性ごとに広告グループを分ける

1と2のいずれにするかの基準は、 「予算」「地域」「スケジュール(配信期間)」をどのように設定したいかで判断するのが一般的です。

  • 地域

  • 予算

  • スケジュール

上記の項目を個別に設定したい場合は、キャンペーンを分ける必要があります。

細かく設定する必要がない場合は、1つのキャンペーンで広告グループを分けて管理することをおすすめします。

また、よりダウンロード数を増やしたい場合は別のキャンペーン構造も提案できるので、担当営業までご相談ください。

最後に、キャンペーン設定の際はオーディエンスに関して、関心のある多くのユーザーに配信できるように、「すべての対象ユーザーにリーチする」をオーディエンス設定を選ぶことを強くお勧めします。

こうすることで、iOSデバイスでパーソナライズされた広告をオフにしているユーザーにも広告が配信できるからです。年齢性別などで限定して配信すると、iOSデバイスでパーソナライズされた広告をオフにしているユーザーには配信されず、大きな機会損失が発生します。

ご参考までに、2022年時点で78%のiOSユーザーがパーソナライズされた広告をオフにしています。(※)

※出展:https://searchads.apple.com/jp/help/ad-groups/0021-modify-audience-settings

認定プログラムのご紹介

Apple Search Adsでは、認定プログラムを用意しています。 Apple Search Adsを体系的に学ぶことができ、既に運用経験がある方でも、知らなかった知識・気づきがあると思います。

認定プログラム - Apple Search Ads

当社の新卒にも取得してもらいましたが、約2時間くらいで取得が可能です。

「Apple Search Ads」に関する知識を証明できる認定資格で、履歴書に記載すれば資格・スキルのアピールにも役立ちます。

おすすめのプログラムなので、ぜひトライしてみてください!

また、Apple Search Ads配信にご興味がある方は、UNICORNまでお気軽にお問合せくださいませ。


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