【Apple Search Ads】Todayタブとプロダクトページの広告プレースメントがついにスタート。配信結果の考察とUNICORNの取り組みについて
(この記事は2022年11月に公開された記事を2023年7月に再編集したものです。)
こんにちは。UNICORN株式会社です。
先日「【予告】Apple Search Adsで新しい広告プレースメントが登場」の記事で告知させていただいた通り、10月25日にApple Search Adsの新しい広告プレースメントがリリースされました。
それに伴い、UNICORNのApple Search Ads配信においても、機能の拡充を行いました。今回は、実際に広告配信を行った結果を、報告させていただきます。
まず、改めて新しい広告プレースメントについてのおさらいをしていきましょう。10月25日にリリースされたのはTodayタブとプロダクトページでの広告配信です。(※2023年7月にはTodayタブ広告の視認性、広告出稿のしやすさが改善されています。)
Todayタブ広告は、App StoreのTopページにあるTodayタブの上位に掲載されるプレースメントです。今回リリースされたプロダクトページの広告配信も組み合わせて配信を行えば、さらに多くのユーザーに認知を促進し、獲得増加も期待できると言っても過言ではないでしょう。
なお、こちらの2つの新しい広告プレースメントについては、iOS16以降のバージョンのみ、App Store内で広告枠が表示される仕様となっております。
2022年11月現在、日本国内におけるiPhoneユーザーの4割近くが既にiOS16以降のバージョンを使用しています(UNICORN調べ)。
今後はさらにユーザーのOSアップデートが進んでいくにつれて、新しい広告プレースメントの影響度合いは拡大していくことでしょう。
「新しい広告プレースメント」の配信条件
Apple Search Adsの各プレースメントの配信条件を、新しい広告プレースメントも含めて、一覧にまとめてみました。
新しい広告プレースメントは、以下のような特徴的な点が挙げられます。
・Todayタブはカスタムプロダクトページの設定が必須
・Todayタブのキャンペーンは、配信前に可否の審査がある
・プロダクトページは、配信先のアプリカテゴリを選択することができる
2023年7月に変更されたTodayタブのフォーマットでは、Todayタブキャンペーンの審査の対象は、Appアイコン、App名、サブタイトルとなります。
カスタムプロダクトページは、Todayタブキャンペーンのリンク先として設定されるかたちになります。これまでは、カスタムプロダクトページの内容もTodayタブキャンペーンの審査対象となっていましたが、上記の通りに変更されたため、掲載開始までの時間が短縮されました。
UNICORNでの配信結果について
こちらのデータは、とあるゲームアプリのコラボイベント開催時にTodayタブ(2022年版)を利用して配信を行った結果です。
配信初期から入札調整と最適化が進んだ結果、最終日には500円台にまで下がる結果となりました。
11月1日〜11月8日に関しては、検索タブと同等のCPAで配信することを実現したものの、配信量は検索タブに比べ、若干少ない結果となっております。
とはいえ、配信を行った当時は、iOS16以降を利用するユーザーが2〜3割ほどの時期です。ゆえに、今後iOS16以降のユーザーが増えていくことに比例し、Todayタブの配信ボリュームも増えていくと想定できます。
また、こちらはプロダクトページでの広告配信の実績となります。Todayタブ枠への配信と同時期に、同じコラボイベント時に配信を行いました。
プロダクトページもTodayタブと同じく、徐々に入札調整と最適化が進み、結果的にCPAは1,000円台後半に落ち着くこととなりました。
なお、各アプリの「ページの下部に表示される」という配信枠の特性上、Todayタブ枠への配信に比べると、プロダクトページでの広告配信はボリュームが少ないと感じられます。とはいえ、CPAは、検索結果の非ブランドワードに近しい数値が見えてきており、今後iOS16以降のユーザーが増加するとともに、入札単価相場の下落やボリュームの拡大が期待されます。
ひいては、二つの広告プレースメントは、中・長期的に安定的なボリュームを獲得できる枠になり得るでしょう。また、その他の枠への配信と組み合わせ、獲得の上乗せをしていく活用方法も、検討してみても良いかもしれません。
今後のUNICORNの取り組みについて
今後、iOSのバージョン16以降を利用するユーザーが増えることで、この新しい広告プレースメントの影響力がさらに増していくと考えられます。
それゆえ、上記の配信結果は、新しい広告プレースメントのポテンシャルを十分に発揮した結果だとは考えておりません。UNICORNでは今後もさらにチャレンジを行い、改めて実績を皆様にお伝えしていけるよう取り組んでまいります。
また、以前の「【予告】Apple Search Adsで新しい広告プレースメントが登場」の記事でもお伝えした通り、UNICORNではカスタムプロダクトページの作成に必要なスクリーンショットの制作をサポートしております。少しでも気になることや、ご不明な点があれば、お気軽にご相談いただけますと幸いです。
引き続き、UNICORNではこのような記事発信やウェビナーを計画しております。ぜひ今後の発信もチェックいただけますと幸いです。
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