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学生時代に数学オリンピックで戦ってきた私が、UNICORNで見出した価値と信頼のバランス -四方紘太郎-

東京大学大学院情報理工学系研究科修了(修士)、現在はUNICORNにて、データサイエンティスト兼エンジニアを務める四方紘太郎。

「自分の携わる仕事の価値と周りからの信頼を、持ちつ持たれつな関係にしていきたい」

そう語る彼の学生時代、新卒で入社した会社のこと、そしてUNICORNで働くまで……これまでのキャリア、そして現在の心境を紐解いていきます。

数学と共に歩んだ青春時代

自分の価値観の“ルーツ”とは何か。

私はその問いに答えるのなら、青春時代のほとんどを捧げてきた、“数学”と回答します。

皆さんは“数学オリンピック”という大会をご存知でしょうか。高校生以下を対象とした、数学の問題を解く能力を競う大会のことです。数千人の参加者から日本代表として国際数学オリンピックに出場する6人を選抜します。

何日かけても解法が編み出せないような問題を数時間かけて解く大会で、いわゆる入試で求められるような計算力や解法をパターン化する力ではなく、柔軟な発想力や思考力が要求されます。

中学・高校生時代、私は数学オリンピックの日本代表に選ばれることを目標に、あらゆる時間を捧げていました。また成績を残すことを目指すだけではなく、学年の垣根を越えて数学の楽しさを共有し学び合う場を作りたいと思い、校内の数学好きを集めて同好会を自ら立ち上げました

結果的には最終選考を突破することができず日本代表になることは叶いませんでしたが、あの6年間は自分にとってかけがえのないものとして、心に残り続けています。

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▲数学オリンピックで実際に使われた解答用紙

このように私は、正しい論理を考え積み上げる“数学”の奥深さに、とても強い思い入れがあります。しかし、その割には、大事なことは直感で決めてしまうことも多々あるという、ちょっとした矛盾を抱えておりまして……。

スタートアップのエンジニアを経て、UNICORNへ。

大学院で修士課程を終えた私は、とあるハードウェアを商品としているスタートアップ企業にエンジニアとして入社をしました。

事業規模は小さかったのですが「扱っている商品や技術が面白そうだから」と内定を承諾。学生インターンとしてこの会社で働いていたこともあり、就職活動はこの一社のみ。特に迷うことなく直感でゆく先を決めました。

入社後は想像以上のスピードで技術を身につけていく必要がありました。ただ少人数の組織ということもあり、開発のコアメンバーとして新しい技術に触れる機会も多く、自分の選択に後悔はなかったと感じています。

しかし、入社からしばらく経ったある時、突然の方向転換が訪れます。スタートアップ企業ではよくあることですが、事業をピボットする決断がなされました。

最初のサービスをリリースした後、売上を積んでいくために営業へ重点が置かれるようになり、営業からの要求に答えるような開発が多くなっていきました。もちろん、事業を続ける上でこのような取り組みは必要なことだということは理解していましたが、なかなか事業に対して直接意見する機会が得られず「このサービスに自分が携わる意味」を考えていくうちに、進むべき方向に迷いが出てきました。

エンジニアとしての職務を果たしつつも事業に干渉していきたい。開発と営業の風通しを良くしたい。そのためには組織を変えるのか、それとも自分を変えるのか。迷った上で、私は自分の環境を変えることを決意しました。

大切にしてきた二つの信念について

ちなみに、私は学生時代から、二つの信念を持って生きてきました。

ひとつは「結果を出すには、自分の実力を上げることが一番重要である」という信念。もうひとつは「結果を出すまでの過程は自分の置かれている環境に最も左右される」という信念です。

中学・高校生時代、数学オリンピックの代表最終候補に選ばれたのも、同好会の仲間と切磋琢磨をしてきたからこそ。ゆえに、個人の成長・実力を支えるモチベーションの起爆剤として、身近にいる人を含めた環境が大変重要なことだと考えています。そのため私は仕事をする上でも、何をするかだけでなく、誰とするのか、に重点を置き始めたのでした。

ついては、私は友人・知人を中心に、転職に向けて話を聞いてみることにしました。その中の一人がUNICORNで働く井上碩さんでした。

井上さんは、私と同じ大学の研究室出身で、在学中から親しくさせてもらっていた“先輩”です。井上さんは私の話を親身になって聞いてくださり、UNICORNの説明を丁寧にしてくれました。「井上さんは事業を深く理解していて、UNICORNの可能性を信じている」

この直感を信じて、私は井上さんに付いていくことにしました。

仕事において大事なのは“価値”と“信頼”のバランス

今まで触れたことのない領域だったため、入社後初めてのミーティングではほとんどの内容が知らないことばかりでした。しかしビジネスロジックの大部分はソースコードにも表現されているはず。そう考え、自分の仕事の範囲を広げながら、徐々に理解を深めていきました。

そしてチームメンバー、ステークホルダーそれぞれが、どんな意図でどのような思いを持って動いているのか、それを理解することができれば、事業をハックする余地も生まれます。彼らの考えをより深く理解することで、より事業に対する影響力の大きい開発ができるようになる。そういう形で事業を大きくしていくのはとても面白いことだと感じています。

この組織でどのように自分の価値を創っていくのか──今は自分の携わる仕事の価値と周りからの信頼を、持ちつ持たれつな関係にしていきたい、そう考えています。

客観的な成長可能性を主張すれば、それに対して同意はしてもらえることでしょう。しかし、まずは結果を出さないと、より事業に影響力のある仕事に携わることは難しい。

事業の価値につながるような行動を起こすことで、信頼が積み上げられていく。すると、主張したものがただの同意でなくチームメンバーを動かす原動力になり、結果としてさらに広い領域に対して価値を出すことができる。

このようなサイクルを回すことで、うまくバランスを取ることができれば良いなと思っています。

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なお、今後のことを少し語らせてもらうと……。あらゆる人生のシーンで、“競争心”を持ち続けるようにしたいと考えています。

いつだってエンジニアリング業界には、優秀な若手が台頭してくるもの。しかし私はそこで、簡単に諦めるつもりはありません。仕事をする中で自分なりに面白さを見つけて、この状況を楽しんでいきたいと考えています。

そして先ほど述べたように、自分の実力は自分で作るもの、と私は考えています。しかし、周りの環境により自分の実力の限界を超え、成長することも多くある。私はこれまでそういう経験をたくさんしてきました。

それをUNICORNのチームでも実現できると、とても嬉しいなと思っています。


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